2013年3月27日(水)

掃除の習慣:「毎日10秒」が断ち切る、負けのサイクル

人生快転の「時間習慣」

PRESIDENT 2011年8月15日号

著者
今村 暁 いまむら・さとる
メンタルリスクマネジメント代表取締役、日本そうじ協会理事長

今村 暁北海道大学法学部卒業後、日本長期信用銀行を経て独立。「習慣教育」「習慣道」の創始者として知られ、現在は企業コンサルティングや人材育成に携わる。著書は『3分間日記』『子どもの成績を決める親の習慣』『習慣力』ほか多数。

メンタルリスクマネジメント代表取締役、日本そうじ協会理事長 今村 暁 構成=小宮千寿子 撮影=萩原美寛
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メンタルリスクマネジメント代表取締役、日本そうじ協会理事長 
今村 暁氏

「無駄遣いをしない」「毎日勉強する」「人に優しくする」……。身につけたい習慣はいろいろあるのに、なかなかうまくいかない人も多いですよね。でも、掃除の習慣さえ手に入れば、同時に他の習慣も手に入れることができる、というのが私の持論です。これまでたくさんの方に「習慣教育」を行ってきましたが、掃除の習慣を手に入れた人の大多数は、他の習慣を手に入れることにも成功しているという実績もあります。

掃除は、最初から「毎日30分やろう」なんて考えないこと。そもそも習慣が身につかないのは、目標が高すぎることが原因の1つ。最初は「10秒掃除」で十分です。どんなに忙しい人でも10秒ならできるはず。たった10秒でも「余分なゴミを1個ゴミ箱に捨てる」「窓を開けて換気する」などできることはたくさんあります。それを毎日続けるだけ。やり始めたら5分、10分、30分とついやってしまう人がほとんどですけどね。

「初動にかけろ理論」と私は呼んでいますが、初動がうまくいけば大抵のことはうまくいく。掃除も例外ではありません。

掃除をする時間帯は、朝がおすすめです。夜は、残業や飲み会が入ると調整が難しいですからね。朝起きてすぐ掃除すれば、眠気も吹き飛んで爽やかな気分になれるという相乗効果もあります。掃除が快感ということに気づくと、「もっと掃除をしたい」と思うようになり、起きる時間が自然に早くなっていきます。早起きの習慣もいつの間にか手に入るわけです。その結果、起床時間はなぜか5時半になる人が多く、Facebookの中にある習慣教育の非公開サイトは、5時半になると、「おはようございます」と挨拶を交わす人でいっぱいです(笑)。

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