円安に株高、アベノミクスの成果がジワジワ出てきた今日この頃、いかがおすごしですか。金利上昇、消費税増税、投資熱の高まりを前に、不動産投資市場は活況を呈しています。いつやるか? 今でしょ!! といってもあなたがまだ若く、持ち家もなく、貯金もこれから、という場合は、あまりピンとこないかもしれません。そもそもどうやって物件を選ぶのか、お金は借りられるのか、リスクはないのか……不安が先に立ってしまうのもわかります。そんな方にこそ知ってほしいのが「オモロー式」不動産投資の考え方。シェアハウスなどの従来なかった「アイデア物件」に目をつける、フェイスブックのようなソーシャル・メディアを使ってマーケティングする。そう、不動産投資もイノベーションの時代なのです。

「持ち家と賃貸どちらが得?」にハッキリお答えします

これからおはなしすることはわれわれオモロー不動産研究会が、そもそも不動産投資というものをどう考えるか、そのごく基本的な姿勢を整理したものです。不動産投資ビギナーの方にもじゅうぶん理解できるように書いています。また、中・上級者の方にとっては、既にご存じと感じられる内容もあるかもしれませんが、オモロー式の新しい切り口も存分に盛り込んでいますので、ご自身で確立された投資方針にエッセンスとして加えてみて下さい。

不動産投資を考える前に、まずは住まいは買うのと賃貸、どちらがおトクなのかについて考えてみたいと思います。

マネー雑誌などでもよく特集が組まれる定番のテーマで、比較シミュレーションなどもよく見かけます。賃貸派の意見として一般的なのは「同レベルのマンションを借りても、ローンを組んで買っても、一生に払う額は結局一緒!」というもの。であれば、地震などのリスクもなく、ライフステージに合わせて家を選べる賃貸が良いという考えです。しかし、この考え方はお金のもつフロー(出て行くお金)とストック(貯蓄)というふたつの性質のうち、フローの面しか捉えていないものではないでしょうか。