仕事の関係者に味方になってもらうにはどうしたらいいのか。マウンティングを研究しているマウンティングポリスさんは「最も効果的な方法の1つが、相手のメンツを適切に設計することによって自分の味方になってもらう、『マウントさせてあげるスキル』だ。そのためには、発言の冒頭に適切な『マウンティング枕詞』を加えるといい」という――。(第2回/全2回)

※本稿は、マウンティングポリス『人生が整うマウンティング大全』(技術評論社)の一部を再編集したものです。

ビジネス会議
写真=iStock.com/byryo
※写真はイメージです

マウンティングで人心を掌握する

仕事をスムーズに進めるうえでは、人と組織を上手に動かす必要がある。そのためには、社内外の関係者に「味方になってもらう」スキルが必要不可欠である。

仮に世の中の課題を解決する素晴らしいアイデアを着想したとしても、そのアイデアを評価してもらえなければ何も始まらない。また、そのアイデアが承認されたとしても、社内外の関係者の共感がなければ、十分なサポートが得られなかったり、さまざまな抵抗を受ける可能性もある。仕事で何らかの成果を残すうえで、あらゆるビジネスパーソンは人と組織の問題から逃れることはできないのだ。

ただ、これが想像以上に難しい。人間は常に合理的な判断を下すわけではないし、「人間心理」はさまざまな要因で変化するものだからだ。それゆえ、あらゆるビジネスパーソンには人間心理を深く理解し、社内外の関係者に「味方になってもらう」スキルが求められる。このスキルが不足していると、人と組織を動かすうえで、さまざまな困難に直面することになる。

逆に、人間心理を深く理解し、社内外の関係者を味方につけることができれば、あらゆる仕事をスムーズに進めることができる。そして、そのための最も効果的な方法の1つが、「マウントさせてあげる」スキルなのである。

「マウントする」のではなく「マウントさせてあげる」──相手のメンツを適切に設計することによって、自分の味方になってもらう──この「マウンティング人心掌握術」を習得できれば、あなたはさらに超一流のビジネスパーソンに近づくことができるだろう。

「マウントさせてあげる」ためには、発言の冒頭に適切な「マウンティング枕詞」を加えるといい。このマウンティング枕詞にはいくつかのパターンがあるが、その中から「尊敬型」と「謙遜型」を紹介しよう。