なぜ秋篠宮家ばかり“醜聞”が報じられるのか

贈り物はともかくとして、現金100万円は秋篠宮に渡ったのだろうか? 奥田氏に電話をするが「別に。何もないので」というばかり。質問状を送付すると、奥野氏の弁護士から、「本人はボランティアの気持ちでやっていましたので、騒動に巻き込まれたショックで体調を崩している」とのことで、回答は難しいといってきたそうだ。

文春の記事を読む限り、X氏が渡した100万円は、秋篠宮には渡っていないように、私には思える。

「皇室経済法・施行法」によれば、内廷皇族(天皇家や東宮家)以外の皇族は、年160万円を超える金銭を「譲り受ける」ためには国会での議決を経る必要があるという。

100万円ならその必要はないのかもしれないが、自らを律することに厳しく、金銭には恬淡としている秋篠宮が、そのようなおカネを受け取るとは到底思えない。

宮内庁も、「(百万円を受け取った)事実はありません。(名誉顧問就任の打診や鵜飼サミット出席の打診、お土産などを受け取った事実は)承知していません」と文春に答えている。

秋篠宮にしてみれば、「また週刊誌が根も葉もないことを書いて」とため息をつかざるを得ないのではないか。

しかし、秋篠宮ばかりがナゼ、こうした“醜聞”が週刊誌に報じられるのだろう。

公園のベンチに秋の日差しが降り注いでいる
写真=iStock.com/Sam Edwards
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佳子さまの「最新動画」には心ない反応が

週刊現代(1月28日号)によれば、先日公開された秋篠宮佳子さんの動画をめぐっても、不敬といわざるを得ない騒動があったという。

「秋篠宮家の次女・佳子さまが、思わぬ形で注目を集めている。

昨年12月29日、佳子さまが28歳の誕生日を迎えたのに合わせて、宮内庁は『最新動画』を公開し、それが報道された。お住まいの赤坂御用地の庭を散策され、東屋で休憩する姿も映されている。

動画の終盤、それまで木の枝を見つめていた佳子さまが、カメラに視線を移して顔をほころばせるのが印象的だ」

ところがこの動画が、ネット上で「興奮する」などという心ない反応を招いてしまったというのである。

「母親である紀子さまは、ご一家の世間での受け止められ方についてきわめてナーバスになっておられます。お出ましを報じるニュースや、ご家族の評判について、ネットでお調べになることも度々あります。

当然、今回の反応についても認識されているはず。紀子さまのご心労が重なる事態に、宮内庁は頭を抱えています」(全国紙宮内庁担当記者)

毎年、誕生日を迎えるたびに佳子さんの近況映像は公開されている。なぜ今回だけ「不敬な反応」が目立ったのだろうか?

「姉の眞子さんが皇室から抜けた後、佳子さまは以前にも増して、ご公務に積極的に取り組んでおられました。宮内庁としては、そんな佳子さまの健気さをアピールする映像を作ろうと気合を入れたのだと思います」