相手に好印象を与える人は、どんなコミュニケーションを取っているか。コミュニケーション・アドバイザーの森優子さんは「円満な関係を築くには、共感言葉と承認言葉で相手を立てることだ。たとえ自分の意見が違っていても、『おっしゃるとおりです』と承認をしてから自分の思いを伝えると、相手に嫌な感情を与えないですむ」という――。

※本稿は、森優子『相手を立てるのがうまい人 仕事・人間関係がポジティブに変わる!』(三笠書房)の一部を再編集したものです。

電卓とメモ帳を使用して打ち合わせをする2人のビジネスパーソン
写真=iStock.com/Peerawich Phaisitsawan
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相槌を打ちながら共感の気持ちを表現し、相手の話をさえぎらない

相手を立てるのが上手な人は、常に「相手ファースト」を心がけています。

この「相手ファースト」こそ、円満な人間関係を築く秘訣ひけつです。

相手を立てるのが上手な人は、仕事でもプライベートでも、会話の中でまず相手の気持ちになって話を聞くことを実践しています。具体的には相槌あいづちを打ちながら共感の気持ちを表現して、途中で相手の話をさえぎることをしません。

まずは、全部聞いてみる。

これこそ「相手ファースト」の基本中の基本です。

私がリクルートで採用の営業をしているとき、当時の上司はいつも「お客様を主語にして話をしなさい」とチームメンバーに言っていました。

私は最初、この言葉の意味をあいまいにしか理解できていませんでした。

つまりは実感できていなかったのですね。

ところが、上司に営業に同行してもらったある企業との商談の際に「なるほど、こういうことか!」とストンと腹に落ちてきたのです。

そこには、お客様と会話をするうえで、とても大切な法則がありました。

上司が実践していたのは、「7対3の法則」でした。

7割がたお客様に話をしてもらい、自分が話すのは3割で十分ということです。