被選挙権が25歳からなのは「憲法違反」と主張

中学時代はソフトテニス部に所属したが、うまいほうではなかったようだ。成績も中の中、目立たないタイプだった。

「兄弟仲も良く、不良でも優等生でもない読書好きの少年」(文春)だったが、クラスメートからからかわれたこともあってか、次第に不登校気味になっていったという。

地元の県立高校に入るが、いつしか姿を見せなくなったそうだ。父親はそんな末っ子に厳しく当たり、度を越した罵声を浴びせて警察が駆け付けたことがあったという。

それから以降、家から父親の姿が見えなくなったそうだ。一方、木村は引きこもるでもなく、家庭内暴力をふるうでもなく、母親と庭仕事をしながら仲睦まじく話している姿が目撃されていたという。

母親は生活を支えるために仕事に打ち込んでいるため、暇を持て余した木村が目を向けたのが「政治」だったといわれる。

新潮によれば、

「“政治”には強い執着を見せていた。

『木村は昨年9月、川西市で開かれた市議会議員の市政報告会に現れ、そこで自民党の大串正樹衆院議員(比例近畿)に“市議選に出たいが、被選挙権が25歳からなので出られない”“(24歳以下では選挙に出られないのは)憲法違反なので被選挙権(を得られる年齢)を引き下げるべきだ”などと訴えていたことがわかっています』(社会部デスク)

加えて、驚きの行動も。

この短絡さがとても気になる

『昨年6月には、年齢制限や供託金300万円が用意できなかったことを理由に参院選への出馬を阻まれたのは不当だと主張し、代理人弁護士をつけない「本人訴訟」で国を提訴。請求が退けられるも控訴しており、5月25日に判決が出る予定です』(同)

裁判の過程で現行の選挙制度を批判し、木村容疑者は書面でこんな主張に及んでいる。

〈政治家が国民のために存在しない(原文ママ)に至ったのは制限選挙を続けてきたからである〉
〈故安倍晋三の様な既存政治家が、政治家であり続けられたのは、旧統一教会の様なカルト団体、組織票をもつ団体と癒着していたからである〉」

報じられていることが事実なら、選挙に出たいのに年齢制限や供託金を300万円も用意しなくてはいけないのは憲法違反だと訴えたが退けられたから、首相の命を狙ったというのである。

弁護士を付けずに、本人が訴訟を起こしたというのだから、24歳の若者にしては政治や法律に通じているようだが、自分の考えが通らないから、この国のトップである首相の命を狙うというのはあまりにも短絡的である。

しかし私は、この短絡さがとても気になるのだ。

新潮、文春ともに木村の実父にインタビューしているが、ここは文春から引用してみよう。