すでに確立しているルートを使う

A州のコミカレ→A州の4年制大学

というルートがすでに築かれているのです。多くの留学生は、このルートを活用します。たとえば、

カリフォルニア州の州立のコミカレ→カリフォルニア州の州立の4年制大学

というルートです。

山内勇樹『やりたいことが見つからなければ留学しなさい。』(かんき出版)
山内勇樹『やりたいことが見つからなければ留学しなさい。』(かんき出版)

「このようなルートを取らなくても、直接4年制大学に入ればいいのでは?」と思われる方もいるかもしれません。先ほどご説明したように、もしお子さんが、高校での成績がオール10に近いもので、TOEFLやIELTSで高得点を取得し、英語での推薦状を書いてくれる人が身近にいて、志望理由を英語で書いた出願エッセーを用意し、社会奉仕活動や生徒会活動の経験があるなら、それでも問題ありません。

しかし、「普通」の高校生で、このような条件を満たしている人は、ほんの一握りでしょう。そのため、高校生が名門大学に入学するためには、コミカレからの編入というルートが現実的になるのです。

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