受験勉強を効率的に進めるには、どうすればいいか。現役東大医学部生のベテランちさんは「まずは合格までのロードマップをつくることが必要だ。必要な合格点から逆算して、何月までにどの教科で何点を目指すか目標を定める。その際に、予備校が出している『合格体験記』が参考になる」という――。

※本稿は、ベテランち『やる気ゼロでも灘→東大理III 他力本願勉強法』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

合格証書
写真=iStock.com/Yusuke Ide
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目標から逆算して合格へのロードマップをつくる

多くの受験生が、受験勉強をはじめたとき「とにかくやみくもに勉強する」ということをしてしまいがちです。しかし受験勉強は「勉強すればするほど志望校合格に近づく」とは一概に言い切れません。

それは、志望する学校や学部によって、必要な科目や点数が異なり、それによって合格までの道のりも違うからです。

そのため受験勉強はまず志望校を決定し、そこから合格までのロードマップをつくったうえで、それにそって勉強する必要があります。

前回、志望校をどのように決定すればいいかを具体的に紹介しました。

志望校が決まったら、一度合格までのロードマップをつくるといいと思います。「志望校の受験科目は何か、それぞれ何点ほど取ると合格なのか。その合格点をゴールとして、何月までにそれぞれの教科をどれくらいまで伸ばさないといけないのか」と逆算するのです。