[甘味] 甘味処 たかね

――ふっくら餡子と銘茶のコンビに日本の良さを再認識

アンティークのランプ、隅には古い映画館の椅子、壁には広重や北斎の浮世絵。レトロな店内は、落ち着いた居心地のいい空気が流れている。ふらりと一人でやってくる男性客も多い。

東京都三鷹市下連雀3-32-6 TEL.0422-44-8859
営業時間/10:00~19:00(喫茶は~18:40)
月・火曜休 25席 禁煙

店頭では和菓子やたい焼きを買い求める人たちでいつも行列ができている。奥の喫茶では、和菓子や甘味と日本茶をセットで提供。日本茶は常時二十数種類を用意。プラス500円で、品評会お茶セットに変更できる。土の豊かなミネラル分まで感じさせる銘茶は一飲の価値あり。お茶をはじめ菓子類すべての素材が、店主自ら全国の生産地を訪ねて集めたもの。上質な素材と丁寧な手仕事に、どれもこれも一口食べるごとに「ああ、うまい」と呟きが漏れる。

1.あんみつ お茶セット(1150円)。みつは奄美の徳之島黒みつなど3種から選べる。
 

 

 

2.草だんご お茶セット(770円)。


3.ところ天 お茶セット(930円)。

 

4.かき氷 宇治金時(1050円)。ふわふわのパウダースノーのような氷は、時間が経ってもふわふわのまま。プロフィール写真で久住さんが食べているのは波照間島黒みつ きなこ付き(800円)。かき氷にきなこという意外な組み合わせが、驚きのうまさ。かき氷は通年メニューで、このうまさにハマッてしまったお客が真冬にも楽しんでいるという。