バズらせたいけど、炎上はしたくない

Z世代にとってSNSでの炎上はとても身近な問題であり、実際に経験して苦しんだ人も少なくありません。そのため投稿者も、過激とはいえコンプライアンスの範囲ギリギリにとどめること、炎上を避けることに心を砕いています。

しかし投稿者には、炎上したくないと同時にバズらせたいという思いもあります。「世直し口実過激動画系」の投稿がバズるかどうかは、この2つがうまく両立できているかどうかがカギになりそうです。

実際のところ、炎上とバズりは非常に見分けにくいものです。それでも投稿者は、「炎上したからバズった」のではなく「いい動画だからバズった」と思われたいもの。そのために、世直しという大義名分が必要なのではないでしょうか。

このタイプではもうひとつ、「アンチコメント打ち負かし系」も人気です。例えば、YouTuberグループ・ラストチアーズ(@last.cheers.rui)の動画「滑り台を全力で磨きました」が挙げられます。

これは17秒の動画で、1100万回も再生されました。別の動画撮影で公園の滑り台を汚してしまったグループに、視聴者から「いや、ちゃんと奇麗にして欲しいです…子供も使うし撮影の後ちゃんと奇麗にしたよね?」というコメントが寄せられました。

これに応えるかたちで掃除している様子をアップ。アンチコメントに、スマートに対応するさまが人気を集めました。

Z世代の中にはアンチによって動画コンテンツの規制が厳しくなり、つまらなくなったと感じている人もいます。大概のインフルエンサーはアンチコメントを無視したり、反論したりしますが、こうした手段をとるとチャイルディッシュに見えてしまう傾向があります。