「上がる人」と「落ちる人」は、飲み方に決定的な違いがある。銀座の高級クラブ「クラブ由美」のオーナー・伊藤由美さんは「リーダーになっていく人は、人によって態度を変えない。反対に、女性にはいい顔をするが、男性スタッフには横柄な態度を取るお客は、いいリーダーにはなれない」という――。(第2回/全2回)

※本稿は、伊藤由美『スイスイ出世する人、デキるのに不遇な人 銀座のママが教える「リーダーになる人」28の共通点』(ワニブックスPLUS新書)の一部を再編集したものです。

ウイスキーグラスを持つ男性
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デキる男は、女性以上に男性からの人気が高い

男性の前に出ると明らかに態度が変わる、普段はドスのきいた声で話しているのに、イケメン男性の前だと恐ろしいほどの猫なで声になる。どんなときでも男性には媚びて、女性には居丈高――そういう女性が同じ女性からは総スカンを食うのはいつの時代も同じ、世の常です。

そして、もちろんこれは女性だけに当てはまることではありません。男性が将来的に有望かどうかの判断基準はいろいろですが、「その男性がどれだけの男性に人気があるか」もその大きなひとつと言えるのではないでしょうか。デキる男は、仕事でもプライベートでも女性から人気がある、これは真実です。

実際にお店でお会いする企業で偉くなられている方々は、お店の女の子はもちろん、自社の女性社員からも人気がある“いい男”方ばかりです。ただし重要なのは、そのお客様方は、女性以上に男性からも人気があるということ。むしろ男性人気のほうが高い人がほとんどなのです。

つまり、女性にしか人気がない人、異性からしかモテない人では偉くなれない、出世できない、デきる男になれないのですね。