オリンピックは有観客で実施するべきだ

国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は来日後、ほとんどの競技会場で無観客とすることが決まったことを受け、選手たちに「五輪の無観客開催に理解求める動画メッセージ」を伝えました。

このような世界潮流から外れた島国の中で、なんとかして大会を開こうと思ったのでしょう。感染対策やウイルスへの恐怖が世界基準で見ると荒唐無稽のものであっても、大会を行いたいという気持ちの表れだと思います。幸いバッハ会長は、今でも有観客での開催を望んでいるようです

それに呼応するように、テニスのジョコビッチ選手も、オリンピック参加を表明しました。有観客の中で繰り広げられる熱戦を、皆さんも観戦したいと思いませんか? 他の競技も、超一流選手たちが日本にやって来てくれます。

先述の通り、日本よりコロナ被害が大きい欧米では、ノーマスクによる有観客のスポーツ大会が既に行われています。野球もサッカーも有観客ですし、夏の高校野球ではブラスバンドによる応援が可能で、2年ぶりに復活した地域もあります。

被害が少ないはずの日本で、なぜオリンピックは有観客が実施できないのでしょうか。大きな矛盾です。専門家委員会、医師会、都知事の誤った判断は、日本のコロナ対策に矛盾を生じ政府と国民が迷走することになりました。

政府のコロナ分科会などの専門家は、私たち国民の努力に「頼れない」と発言しました。転向ともいえる発言です。彼らの対策の延長線上に私たちの未来はやってこないでしょう。

政府と国民に正しい判断を与えて、復活の序曲を奏でてくれる新しい感染対策チームが必要です。私たち国民を頼れないのなら、私たちの方で相互信頼できる人々にすべきでしょう。国民や政府のために存在するアドバイザーだからです。

今からでも遅くありません。有観客のオリンピックに戻して日本を復活に導き、豊かな国にしていきましょう。大人がまずこの困難を乗り越えなくてはいけません。その姿を見て、若者も勇気づけられるはずです。みんなで希望を持てる国にしていきましょう。