コロナ禍で取り組んだ高校生アスリート支援

ラグビー日本代表でキャプテンを務めた廣瀬俊朗氏。2015年ラグビーW杯で、優勝候補の南アフリカを破ったエディージャパンの精神的支柱だった。

16年に現役を引退した後、指導者を全うするのではなく、経営、マネジメントを学ぶ道を選んだ。19年には大学院でMBAを取得。HiRAKUを設立し、アスリートの支援や、食や健康のサポート事業、新規事業支援などを始めている。またTBSドラマ「ノーサイド・ゲーム」に出演するなど独自のキャリアを切り開いている。

現在も影響が残る、新型コロナウイルスはアスリートにとってキャリアを見つめ直す機会になっているのではないかという廣瀬氏。次は何に挑戦するのか、話を聞いた。

ラグビーのための時間
写真=iStock.com/South_agency
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——コロナ禍で多くのスポーツが制限を受けています。現在はどのようなことに取り組まれていますか。

【廣瀬】今、取り組んでいるのは大きく2つです。1つはこれまでのキャリアを生かした社会課題の解決。アスリートは食や健康、運動といった、人が生活するうえで欠かせないものとの親和性が高いので、企業と組むことで、一般の方に新しい解決方法を提案できるのではないかと考えています。