詰め込みすぎる力があるなら、予定を消す力もある

自分の選択に責任を持ちましょう。時間の使い道に責任を持てば、それを変えるパワーを取り戻せます。「時間がない」は、最も始末に負えない言い訳になりかねないので、時間に関わるメチャクチャ重要な次の真実を書き留めてください。

重要な物事のためなら、時間をやりくりできる。
重要じゃないから、言い訳をする。

声に出しましょう。唱え、歌いましょう。自分の人生の運転席に座り続けるために、何としてもこの真実を利用しましょう。時間の言い訳を撲滅する鍵は、まず、「与えられた24時間を使ってやっていることはすべて選択されたものだ」という事実を認めることです。

モチベーショナル・スピーカーとして活躍するマイケル・アルトシュラーはこう述べています。「残念ながら時間は飛ぶように過ぎていく。幸いにもそれを操るのはあなただ」。

時間の妖精がさっと舞い降りてきて、あなたのカレンダーに書かれた予定を魔法で消してくれるわけではありません。引き受け過ぎ、詰め込み過ぎの人生を創り出せるほどの力があなたにあったなら、それを取り消すだけの力もあるはずです。この事実を認めましょう。次のことを心に刻んでください。

時間があるかどうかの問題ではない。
肝心なのは時間をやりくりすること。

では一体、どうやったら時間をやりくりできるのでしょうか。

ミッションは「全力で一日2時間を捻出する」こと

いいですか、あなたのミッションは、少なくとも一日2時間を捻出することです。

なぜ2時間か知りたいですか? 有意義なゴールに向けて毎日2時間を費やせば、その蓄積効果があなたの人生の軌道を変えるからです(正直にいうと、毎日2時間ではなく1時間を捻出するだけでもかなりの進歩)。

1年経過した時点で、2週間(365時間÷24時間=15.2日。これはまるまる起きている時間なので、この時間を使えば、一日8時間労働として、一年で45日就労日を増やせることになる)の自由時間を余分に作り出したことになります。

全力を尽くしてください。一日2時間を目指して努力しなければ、おそらく1時間さえ作れないでしょう。

機会費用を侮ってはいけません。すべての選択は代償を伴います。何かを選択することを良しとするたびに、実は何か別の物事にダメといっているのです。

もう少しわかりやすくいい直しましょうか? 脳を疲労させるハイテク機器をあなたが手に取り、猫ちゃんのビデオをもう一つ見ることを良しとするたびに、あなたは自分の最大の最も重要な長期的なゴールにいつの日か到達することにダメといっているのです。

外国語を話せるようになりたい? 本を書きたい? 見違えるような体や健康を手に入れたい? 金銭面を立て直したい? 何か事業や、情熱を注げる副業や、全く新しいキャリアを始めたい? 海を救いたい? 本当に大切な人間関係に使う時間を見つけたい? セックスライフを再び燃え上がらせたい?

あなたには絶対にその時間があります、今の今でも。