こんなふうに予測している!

合計65個のメダルを日本は獲得する! メダル予測の手法は様々あるなかで、ビッグデータを使用したメダル個数と獲得選手の予測を行うのが、アメリカ大手データ会社グレースノート社だ。

同社は、世界中のスポーツや音楽をはじめとするエンターテインメントデータを解析し、ユーザーが欲しい情報をカスタマイズするコンテンツを提供している企業で、我々の日常生活でも多く使われている。

カスタマーエクスペリエンス担当のスティーブ・マテウス氏によると、「たとえば、スマートテレビで自分が好きなスポーツチームの番組だけをまとめて表示する機能なども、我々のシステムが使われています。

また、2020年後半に発売されるスマートテレビでは、スポーツ中継を見ながら、裏番組で放送されている別のスポーツ番組のメインシーンが近づいたらポップアップでお知らせできるような時代になりますよ」とのことだ。

2020年東京オリンピックにおいては、前回のオリンピック、世界選手権、ワールドカップでの個人とチームの成績に基づく統計モデル「グレースノート・バーチャルメダルテーブル」を採用。その情報源は1896年のアテネオリンピックまで遡る。過去のデータに、東京オリンピック出場がかかった試合の情報をプラスすることで、今回のオリンピック初出場競技・選手のメダル獲得予測や、オリンピック出場に適した選手の見極めまでもが可能になるという。