「甥としてできることをやろう」

老人ホームに移れば部屋が狭くなるのは当然です。不便もあるでしょう。が、掃除など生活上の負担が大きく減るメリットもあります。その点、現在の実家だと、2階建てで、リビングを含め6部屋あります。それだけ掃除や設備メンテナンスの負担がかかります。

体力がまだあった70代までであれば、2人だけで実家を維持することも十分可能でした。しかし、現在はR伯母・E伯母とも入退院を繰り返すほど病弱になりました。E伯母は認知症が進行中であり、老老介護どころか、超老老介護の状態です。

しかも、近隣に手助けしてくれる友人・知人や親族がほとんどいない、デイサービスも行きたがらない、老人ひきこもりの状態。それでも、2人は「どうしても実家で暮らしたい、老人ホームは嫌」と言い張ります。それならば、甥としてできることはやろう、と私は実家の維持に協力するようにしました。

床暖房やヒーター付き便座、エアコンも設置

2017年冬に壊れた床暖房を放置しようとしていたので、「いや、北海道の冬に床暖房がないなんて無理でしょ」と諫めて、近隣の業者を調べ、HS工事(仮名)に修理を依頼しました。このときの担当者は感じが良く、修理もちゃんとやってくれました。さらに、この業者にトイレの便座をヒーター付きに変えるよう依頼。2階部分のトイレは私がその費用を出しました。

2019年にはエアコンを設置。北海道外の方は意外と思うかもしれませんが、札幌をはじめ北海道ではエアコンがそれほど普及していなかったのです。夏日は数日程度、冬はエアコンの暖房では不十分なので(特に一軒家は無理)、床暖房や石油ストーブが基本です。ただ、ここ数年、札幌も夏は暑くなり、エアコン設置の一軒家が急増しています。実家も未設置だったので、その手配もしました。

水道管が破裂、そして……

実家は30年前に建て替え、それ以降、改修などはしていません。さまざまな設備が古びてきていました。そんな中、2019年7月に水道管が破裂してしまいます。ちょうど、私が実家に戻っている時期であり、HS工事に依頼。翌日に補修してもらい、その部分は直りましたが、その日、すぐ別の場所が破裂。幸い、担当者が来てくれて、こちらも直しました。

「直した」と言ってもあくまでも一時的なもの。水道管自体が古くなり、新しいものに付け替えないといつまた破裂事故が起きないとも限りません。HS工事の担当者も「できれば、新しい水道管に替えることをお勧めします」と話していました。