Amazon Prime Nowなどネット宅配サービスも、高年収層の利用率が高い(図8)。

「知人の女性役員は、残業で帰宅できないと、会社からUberEATSを使って子供の晩ご飯の宅配を注文しています。決済まで完了するので、家で待つ子供は受け取るだけ。このように高年収層は、新しいサービスをいち早く試し、自分のライフスタイルに合った方法で使いこなしています。変化が速い現代において、人と同じことをやっていては差別化できないということを誰よりもわかっている。それがこの調査で、かなり明確になったように思います」

調査方法●編集部とマクロミルで実施。個人年収500万円未満250人、個人年収1500万円以上250人から回答を得た。調査日は2017年5月24~26日。

吉沢康弘
インクルージョン・ジャパン 取締役
東京大学大学院工学系研究科修了。P&G、Human Value社を経て、ライフネット生命保険の立ち上げに参画。同社を経て、インクルージョン・ジャパンを創業。著書に『これからのエリートだけが知っている仕事の強みの磨き方』などがある。
(図版作成=大橋昭一 撮影=向井 渉)
【関連記事】
小学生がハマる「TikTok」の動画リスク
「習い事三昧・塾通い・私立受験」の末路
頭がいい子の家は「ピザの食べ方」が違う
「子を怒ってばかりの母親」5つの特徴と、結末
年収2000万の人は"満員電車を知らない"