「夕方になると近くが見づらい」「目が疲れやすくなった」「本やスマートフォンを見るとき、前よりも少し距離を離したほうが見やすい」……あなたは、こんな症状に心当たりはありませんか?

「老眼なんてまだ早い」と思っている20代~30代でもこうした症状に悩む人が増えています。スマートフォンの普及にともなって、最近目にするようになった言葉が「スマホ老眼」。IT機器を多用する現代のビジネスパーソンにとって、これは無視できない症状です。

また、スマートフォンやパソコンをそれほど使わないという人でも、40歳くらいから、手元が見づらいと悩む人が増えてきます。とはいえ、「もうトシだから仕方ない」「目が疲れるだけだから」「恥ずかしいからメガネはちょっと」と、老眼鏡を作るのに抵抗がある人が多いのも事実。「(スマホ)老眼かも?」と思ったらどうしたらいいのか、眼科の専門医である彩の国東大宮メディカルセンターの平松類医師に聞きました。

スマホ老眼/老眼チェックリスト

まずはあなたの目が、スマホ老眼/老眼になっているかどうかを調べてみましょう。以下の項目の中で、当てはまるものにチェックを入れてください。

<チェックその1> ※40歳以上の人が対象

□手元を見ると見にくい
□夕方・週末になると見にくい
□ちょっと離してみると見やすい
□集中力が落ちた気がする

【結果】
0個:現在は大丈夫そうです
1個:老眼予備軍です
2個以上:老眼の疑いがあります

<チェックその2> ※すべての人が対象

□手元を見ると見にくい
□夕方・週末が見にくい
□スマホ・パソコンを合計1日8時間以上使う
□寝ても疲れがとれない
□夜寝る前にスマホを見る
□スマホを見るとき、目との距離が30㎝以下

【結果】
0個:現在は大丈夫です
1個:スマホ老眼予備軍です
2個:スマホ老眼の疑いがあります