また、株の個別銘柄を選べる人は株式投資でもいいと思います。複数の銘柄に分けて投資してください。

まじめに取り組む人ほど、「短期売買ではなく、長期投資」と考え、長期投資の呪縛にかかりがちですが、右肩上がりで確実に上がっていく時代ではありません。上がったら売る、を心掛け、成功体験を積んでください。

すべてが割高で投資には難しい時期ですが、多少は経験しておかないと、退職金などのまとまった資金を手にしたときに大きな失敗をしがち。株価が下がったときに本格的に投資するにせよ、少しずつ助走を始めるのは悪くないと思います。

いずれにせよ、運用に関する書籍を、まず1冊は読んでみることをオススメします。

生活設計塾クルー取締役 深田晶恵
ファイナンシャルプランナー。1967年生まれ。外資系電機メーカーを経て96年FP。個人向けコンサルティングなど。著書に『「投資で失敗したくない」と思ったら、まず読む本』ほか。
 
ZUU社長兼CEO 冨田和成
1982年、神奈川県生まれ。一橋大学卒業。野村証券でプライベートバンク部門、金融資産10億円以上の顧客のコンサルティング担当等を経て退社。金融ポータルメディア“ZUU Online”運営。
(高橋晴美=構成 永井 浩(冨田氏)=撮影)
【関連記事】
資金500万円の大金でも、あえて分散投資を避ける理由
株式投資をする前に「伸びる企業」を見分ける方法
株初心者にも人気のETF。どう選ぶ?
男40代、人気FP厳選“リターン重視”のブレンド投信
「教育費」と「老後資金」、両方手を打つ方法は? -鉄板の資産運用&保険【40代】