2016年2月17日(水)

辛いこと、難しいことも地道に続けるコツ

「1日、1年、10年」計画法【中期編3】

PRESIDENT 2015年2月2日号

阪南大学国際コミュニケーション学部教授・博士(臨床教育学) 寿山泰二 構成=遠藤 成、大塚常好
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ノーベル賞受賞者の発見、発明を見てみると、意外なほど多くの偉業が、実は他の目的で進めていた研究から、偶然発見されていることがわかる。ひとつの夢の実現にこだわるあまり、周りのことに目がいかなくならないよう注意が必要だと阪南大学国際コミュニケーション学部教授・博士(臨床教育学) 寿山泰二教授は言う。

「正面ばかり見ずに、周りも見ることです。面白いものが落ちているかもしれないし、協力者が手を振っているかもしれません。また、まっすぐ目標に向かって歩いていてもなかなかたどり着けなかったのに、回り道をしたからこそ思わぬ別ルートでたどり着けるという場合もあります」

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未来に向けたキャリアの積み方

だから一見無駄な時間のようでいても、本当に無駄なのかどうか。無駄と思われたことが心のバランスをとっている場合もある。いっぺん無駄とは何かを見直してみることも必要だ。

「その時間を過ごしたことで、心が充実しているかどうか。惰性でなく、わくわくしていたかどうかが判断の基準でしょうね」

単なる時間つぶしなら、知的好奇心を満たすものを見つけることだと寿山教授。

「他人がどう言おうと自分が重きを置くものに夢中になればいいのです。鉄道、アイドル、タイガース、株式投資、出世、起業……。人生の選択はその人の価値観ですから、それぞれが心地よいもの、わくわくするものは異なるわけで、みんな一緒だったら怖いし、つまりませんよね」

確かに楽しそうなことなら続けやすそうだが、夢を叶えるために仕事のスキルアップにも地道に取り組みたい。続けるコツはあるだろうか?

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