2016年2月11日(木)

「ジュニアNISA」は、どの商品を選ぶべきか?

PRESIDENT 2016年1月4日号

著者
目黒 政明 めぐろ・まさあき
生活設計塾クルー代表取締役

目黒 政明1959年生まれ。慶應義塾大学法学部を卒業後、大和証券、独立系FP会社を経て、特定の金融機関に属さない独立系FP集団「生活設計塾クルー」を設立、代表に。

生活設計塾クルー代表取締役 目黒政明 構成=高橋晴美
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今年からスタートした株式や投資信託などの配当金や売却益などが非課税になる「ジュニアNISA(ニーサ。未成年者少額投資非課税制度)」。今回は商品選びについて考えてみたい。

ジュニアNISAでは、3月末時点で18歳である年の前年の12月末まで(一般的には高校3年生時の12月末まで)は原則として資金を引き出せない。口座内の資金を再投資することもできない。そのため、中長期保有でリターンを得やすい投資信託やETFが適している。

損が出れば、利益が非課税になるジュニアNISAのメリットが受けられないので、損が出にくい運用をすることもポイントになる。

その意味で、まずお勧めしたいのが株式や債券、国内や海外など、幅広い分散投資がされる「バランス型ファンド」。複数の資産、多くのエリアに分散投資することで、全体の値動きが抑えられる。

バランス型ファンドには、株式の比率を高めて積極的にリターンを狙うタイプ、債券の比率を高めて安定性を重視するタイプなど、リスク許容度などに応じて選択できる。

自身で株式や債券に投資するインデックスファンドを組み合わせることもできるが、バランス型ファンドはあらかじめ定めた比率をキープする機能があり、煩わしさがない。

また「ターゲットイヤー型」というタイプのバランス型ファンドであれば、資金を引き出す時期まで年数があるうちは積極運用、引き出す時期が近づいたら安定運用という具合に、自動的に株式や債券の比率が調整される。シンプルなインデックスファンドよりコストは高めになるが、利便性を重視するなら検討の価値があるだろう。

バランス型やターゲットイヤー型のファンドは、金融機関ごとに品揃えが異なる。SBI証券、カブドットコム証券、マネックス証券、楽天証券といった大手ネット証券なら種類も豊富で手数料も抑えられているので、いずれかにジュニアNISA口座を開いて取引するのが便利だろう。

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