2016年2月10日(水)

日本を「老害」の国にしているのは「グズ」な若者

データは踊る【3】

PRESIDENT Online スペシャル

著者
舞田 敏彦 
武蔵野大学、杏林大学兼任講師

1976年生まれ。東京学芸大学大学院博士課程修了。博士(教育学)。専攻は教育社会学、社会病理学、社会統計学。主な著書に『教育の使命と実態』『47都道府県の子どもたち』『47都道府県の青年たち』(いずれも武蔵野大学出版会)などがある。

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武蔵野大学、杏林大学兼任講師 舞田敏彦=文
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50年前は、投票者の半分が20~30代だった

日本のような間接民主制の社会では、国民は選挙を通して政治に参画するのですが、わが国の投票率は年々下がってきています。

衆院選の投票率をみると、1967年(第31回)では74.0%でしたが、2014年(第47回)では52.7%まで低下しています。20代の若者では、66.7%から32.6%へと半減です。

少子高齢化で若年人口が減っているのに加え、投票率がこうでは、投票する若者の絶対数は著しく減っていることになります。私はいつも、近くの小学校の体育館で投票するのですが、若者は滅多に見かけません。目にするのは、白髪の高齢者ばかりです。

これは私の経験ですが、統計で見て、投票所に足を運ぶ人間の年齢構成はどうなっているのでしょう。各年齢層の人口に投票率を乗じて、衆院選の投票人口を推し量ってみました。表1は、その結果です。

右端が推定投票者数ですが、1967年では、下が厚く上が細いピラミッド型でした。当時は、投票者の半分が20~30代の若者だったようです。それが今では、きれいな逆ピラミッド型になっています。人口ピラミッドの変化の反映ですが、投票率の世代差が拡大していることもあり、このような構造になってしまっています。

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