2016年1月30日(土)

当確ラインがすぐわかる「投票算」の摩訶不思議

PRESIDENT 2015年10月19日号

著者
小杉 拓也 
志進ゼミナール 塾長

東京大学経済学部卒業後、IT関連会社を経て、個別指導塾の講師へ。その後、埼玉県に学習塾を開業。著書に『ビジネスで差がつく計算力の鍛え方』など。

志進ゼミナール塾長 小杉拓也
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A社が実施する事業コンペに、あなたの会社が参加することになった。ライバル会社は4社。計5社のうち2社が1次審査を通過する。A社側の審査員は30人で、1人1票を投じる。

このコンペ内容を先輩社員に説明したところ、「ということはウチが確実に2社に選ばれるためには最低11票必要になるということだな」といわれた。「そうなんですか……?」と首をひねるあなた。

さて、読者のみなさんはどういうことかおわかりだろうか。

国会議員選挙のテレビ速報で、1%などの非常に低い開票率にもかかわらず、「当確」が出ることがある。これは各メディアが出口調査や過去の調査結果などさまざまなデータを組み合わせて、「間違いない」と判断した段階で「当確」を出しているのだ。

今回のコンペはどうか。先輩社員は11票が1次審査を通過する確実なラインだと指摘している。どうやって算出したのか。実はこれは「投票算」という方法によって求められる。投票算は中学受験向けの算数で習う“特殊算”でもある。

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