2015年12月27日(日)

最難関校に強い塾がベストとは限らない

中学受験、塾選びの新基準【1】

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中学受験合格実績は大手塾による寡占状態

中学入試合格実績においては、圧倒的に大手塾の寡占状態といえる。推計によれば、首都圏に約340ある私立・国立・公立中高一貫校の総合格者数のうち、大手上位6塾からの総合格者数が約9割に上る。関西圏でも大手上位9塾からの総合格者数が、中学受験総合格者数の大半を占める。

この状況からすれば、大手塾という選択は、いたって無難な選択だ。見知らぬ街で空腹を感じたとき、見覚えのある看板が掲げられた大手チェーン系のファミレスに入るようなもの。品質管理はしっかりしているし、メニューの幅も広く、社員教育も一定以上。大ハズレが少ない選択といえる。

首都圏の中学受験合格者総数上位6塾は、それぞれ例年の合格者数が5000人を超える。逆にこれ以下の塾となると、1塾当たりの合格者数は2000人にも満たない規模になり、大手上位6塾とその他の塾との間に大きな断層がある。

同様に関西圏上位9塾は、それぞれ例年の合格者数がおおむね1000人以上。首都圏ほどはっきりした断層はないが、それでも10位以下の塾の合格者数との間には数百人のギャップがある。

大手塾が実績を出し、その実績に引き寄せられるようにさらに多くの受験生が集まる循環ができていると考えられる。

よほどのこだわりがあったり、選択眼に自信があったりしない限り、何かを選ぶとき、とりあえず人気商品の中から選ぶという方法は、正しい。「みんなも選んでいるのだから、まあ大丈夫でしょう」という安心感が得られることが、大手塾という選択の最大のメリットだ。

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