2016年2月2日(火)

1000ページのデータに勝る! 新事業成立の可否を決める“小さな実験”

PRESIDENT 2014年6月16日号

スコット・アンソニー=文 ディプロマット=翻訳 Getty Images=写真
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出資を引き出すために何をすればいいか

さあ、いよいよだ。スケジュールを調整して、しかるべき人たちとのミーティングに臨もうとしている。自社の革新的なアイデアを現実にするために資金を提供するか、それとも振り出しに戻すかを決めるのは彼らだ。出資を引き出すために、あなたならどう彼らを説得するだろう。

Getty Images=写真

ほとんどの企業は、市場のトレンドを説明するアナリスト・レポートを見つけ出し、十分な準備をしたことを示す内容山盛りのパワーポイント資料を作成するのである。

だが、これだけでは、きわめて革新的なアイデアを売り込むために純粋に分析的な主張を展開するのは難しい。集めたデータは過去に起こったことを示すだけで、この先起こるかもしれないことは示さないからだ。

アイデアを売り込みたいなら、もう一歩先を行く必要がある。データを集めるだけでなく、データを生み出すのだ。プランを成功させるために解消する必要がある重要な不確実性を検証する実験を行うことで、自社の主張を強化し、自信を高める、もしくは早いうちに欠陥をあぶり出すことが必要なのだ。

この手の作業に取り組んだことがない人たちは、そのための人手も予算もないのに、どうやってやればいいんだと思うだろう。が、幸いなことに、かなり体系的な方法があるのだ。

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