2015年11月11日(水)

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ちょっとした一言や仕草が顧客に不快な思いを与えている。一流の営業マンと三流の行動を比較することで、数字に直結するマナーのポイントを探っていく。

初めての顧客への訪問だと、どんなベテランの営業マンでも緊張するもの。外資系教育会社で世界ナンバー2のセールスウーマンになったことのある営業コンサルタントの和田裕美さんは、「第一印象が悪かったら、次はもう会ってもらえません。一流の方々は挨拶を含めた最初の5秒間を大切にして、必ず笑顔をキープしています」という。

しかし、特に年配の男性の場合は、部下や後輩を前に威厳を保とうとして、自分の笑顔を忘れてしまっていたりする。そうした男性諸氏に貴重なアドバイスをしてくれるのが、マナーコンサルタントの西出ひろ子さんだ。

「お客さまに好印象を持っていただける笑顔づくりのポイントは『目』にあります。どうすればできるのかというと、まず鏡に向かって鼻から下をマスクや本などで隠します。そして、感じのよい目の表情になるように、自分の目を動かしてみましょう。これを朝晩繰り返していると、自然と口角も上がって、顔全体で微笑むことができます」

基本的に挨拶は訪問した側からするもの。しかし、初対面でプラスの印象を与えるためには、訪問された側から行っても構わない。それが一流の作法だと西出さんは考えている。そうした“先手必笑”で来訪者の心をつかめれば、ビジネス交渉だって有利に進められるはずだ。

かといって、闇雲に笑顔を振りまいていればいいのかというと、そうではない。三流の営業マンは少し親しくなると、「どうも、こんにちは、エヘヘ……」といった挨拶をして、相手に不快感を与え自ら墓穴を掘ってしまうことが多い。特に気をつけたいのが、ドアを開けた際の挨拶の作法である。

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