2015年10月22日(木)

「ひとり時間の足し算」が自分をつくる -ほぼ日刊イトイ新聞主宰 糸井重里氏

激務トップの「健康法、ストレス解消法」

PRESIDENT 2015年2月2日号

矢倉比呂=構成 佐藤新也=撮影
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商談、度重なる会議、毎日のように続く会食。忙しさに加え、その肩には重いプレッシャーがのしかかる。社長たちはどうやって、心身をリフレッシュしているのか。

スケジュールは他人のもの

「誰々に会う」「どこどこへ行く」というスケジュールは他人のものです。「スケジュール表が真っ黒」って言い方がありますが、他人のもので埋め尽くされてしまっているので、それを続けているとおかしくなってしまう。自分のものは「これは覚えておきたい」「これは写真を撮っておきたい」とか、主人公が「私」になるもの。メモ帳に書き留めておきたいようなことですね。

ほぼ日刊イトイ新聞主宰 糸井重里氏

だから僕は、自分たちで作っている「ほぼ日手帳」は完全にメモ帳として使い、日々食べたものや観た映画とか考えことを記録しています。そうすると、「あのときこうやったな」「一昨年のあれ、今なら実現できるな」とか考えることができる。昔の自分って最高の友達なんですね。

スケジュールは、秘書から毎日メールでもらっています。日ごとに更新されていくので、毎日の予定をちゃんとはつかんではいません。でも、そのくらいがいい。スケジュールを把握していると上手にやろうとして、力の入ったスイングばかりになっちゃうというか。やっぱり何があっても、「はい」ってスタートできるようじゃないと、たくさんの仕事を動かせないんですよね。

昼間は人と会う時間にしているので、自分のために使える時間は夜中。事実、生産力を最大にするのって、僕、夜中なんですよ。夜の10時くらいから、ベッドに入る4時30分くらいまでは、1人になれる。その間にDVDを観たり、犬と遊んたり、ジャムを煮たり……。その足し算が僕を決めている時間であり、僕が生きている時間なんでしょうね。

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