2015年9月13日(日)

3桁のかけ算も一瞬! 検算の必殺ワザ「九去法」を使いこなす

PRESIDENT 2015年6月15日号

著者
小杉 拓也 
志進ゼミナール 塾長

東京大学経済学部卒業後、IT関連会社を経て、個別指導塾の講師へ。その後、埼玉県に学習塾を開業。著書に『ビジネスで差がつく計算力の鍛え方』など。

志進ゼミナール 塾長 小杉拓也 構成=田之上 信
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唐突だが、「399×499=199,201」の計算ははたして正しいか、間違いか──。電卓を使わず、5秒以内に答えてみていただきたい。

きっと「そんなのムリ」と思う人が大半だろう。逆に、ヤマ勘ではなく、5秒できちんと答えられれば、「数字に強い人」と見なされること間違いなしである。

実はこの問題、誰にでも簡単に検算できる。それには「九去法」という検算法を使う。九去法とは、文字どおり「9を取り去る方法」だ。これをマスターすれば、たとえば部下から提出された書類の数字を見て、パッと計算ミスを指摘できるようにもなる。確実にあなたの株は上がるだろう。

九去法は足し算、引き算、かけ算、割り算で、少しずつやり方が違うが、ここではその威力を最も発揮するかけ算で説明する。

図を拡大
基本は「9」を取り去ること

図にある「399×499=199,201」が正しいか、間違っているかを検算してみよう。まず左辺の数字から「9」を取り去ると「3」と「4」が残り、「3×4=12」となる。この数字を最終的に1ケタになるまで、各ケタを足し算していく。12の10の位の「1」と、1の位の「2」を足し「1+2=3」となる。

一方、右辺の数字からも「9」を取り去り、残りをすべて足せば「1+2+0+1=4」となる。最終的に残ったこの左辺と右辺の数字を比べ、「3≠4」なので「399×499=199,201」は間違いであるという答えが導き出せる。たったこれだけのことだ。慣れれば5秒でできるようになる。

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