2015年7月14日(火)

ネットで恥ずかしい写真を晒されたらどうすべきか

PRESIDENT 2014年1月13日号

著者
神田 知宏 かんだ・ともひろ
弁護士

神田 知宏1966年、石川県生まれ。一橋大学法学部卒。IT系会社代表取締役としてSE、プログラミング、Webデザインに従事。2007年弁護士登録、現事務所へ。同年弁理士登録。

弁護士 神田知宏 構成=久保田正志 撮影=石橋素行
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問題ある写真をネットで公開された場合、まず写真が掲載されているサイトの管理人か、サイトの運営元であるサービス運営会社に依頼し削除を要求する。テレコムサービス協会の「送信防止措置依頼書」の書式をダウンロードし、必要事項を記入して送付するとよい。その際、まずサービス運営会社の利用規約などでその情報が削除に該当するかを確認し、該当する場合はその旨を告げればスムーズに進む。

管理者のアドレスがサイト内に表示されていないなら、「WHOIS(フーイズ)」という登録情報検索サービスで検索する。それでもドメイン所有者が不明だったら、サイトが置かれたサーバーの管理会社に削除を請求するとよい。

請求しても削除に応じないなら、法的措置に訴えるしかない。ネット問題にくわしい弁護士や、警察のサイバー犯罪相談窓口、法務省のインターネット人権相談受付窓口などに相談しよう。日本のサイトであれば、裁判所の命令により、違法な写真なら確実に削除させることができる。

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写真をネットに公開されたらまずやることは……

問題は、いったん写真が公開されると、短時間のうちに多くのサイトに拡散してしまうことだ。コピーが出回ってしまったら、コピー先のすべてのサイトに削除を請求しなくてはならない。さらに問題なのは、そのサイトが海外にある場合だ。今は日本からでも海外のサイトに簡単に写真をアップロードできるので、そうしたケースは珍しくない。

グーグルなどの検索サービスを使えば、どの国のどのサイトにある写真でも、日本から簡単に見つけることができる。しかもグーグルは「我々は既存のサイトをデータベース化しているだけ」というスタンスで、検索無効化の要求には応じないことが多い。検索で表示されないようにするには、海外サイトの管理者に問題の写真を削除させるしかない。

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