日本人の対外関係観を変える契機となりそうなISIL(IS)事件。当時、現地ヨルダン等で日本政府の動きを見聞した新右翼団体・一水会の木村三浩代表は怒りを隠さない。

私は3月中旬にヨルダンを再訪した。ISに殺害された後藤健二さんの遺骨を収容帰還させるためである。

「(湯川・後藤両氏の)遺骨が無理なら遺髪でもいい。遺品ひとつであっても、持って帰りたい」と木村代表。

すでに現地では、私が依頼したムーサ・アブドラ弁護士がISと交渉し始めている。日本政府は初めから、この問題にきちんと対応する意思も能力もなかった。だから私が乗り出したのだ。