2015年4月9日(木)

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「独創的な発想は制約がないときにこそ生まれる」という“常識”がある。だが、米コロンビア大学の経営学者らがその反対の事実を突き止めた。彼らが提唱する究極の創造的思考法「インサイドボックス」を紹介しよう。

あなたは今の職場で働きながら次のように考えることはないだろうか。「予算が少ないから面白いことができない。予算を気にせずに事業を考えられたらいいのに」「上司の頭が固く、会社のカルチャーが古すぎる。ここにいては新しいことなんて思いつかない」「そもそも自分自身が新しいことを思いつくタイプではない。そういうことは天才的な人に任せたい」。

こうした想いは多くの人が共通して持つものである。その基になっているのが、「真に独創的で革新的なものを生み出すためには、枠の外(アウトサイドボックス)で、ものを考えなくてはならない」、つまりは「制約」や「固定観念」など発想の枷になるものを取り外して考えるべき、という常識だ。実際に会社内での会話やビジネスマン向けセミナーでの講義などにおいても、「問題に対処するときは、制約を設けずにブレーンストーミングを行い、解決策を見つけるべき」といった意見を耳にすることは多いはずだ。

この常識の真逆をいく発想で、創造的な思考を実現するのが「インサイドボックス」の思考法だ。『インサイドボックス 究極の創造的思考法』(文藝春秋)の著者は、コロンビア大学ビジネススクール客員教授のジェイコブ・ゴールデンバーグ氏とイノベーションコンサルタントのドリュー・ボイド氏。この2人が考案した「インサイドボックス」の思考法は、我々の常識を覆す、驚くべきものである。

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