北海道から沖縄までタテに細長いニッポン。気候も違えば人々の性格も違い、価値観はもちろん、相性さえも変わる。脈々と形成され、遺伝する出身県DNA。ここでは、47都道府県民それぞれの性格を大解剖。

最南端で息づく南国気質と郷土愛が、沖縄県人の証し

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沖縄県民の脳内をチェック!

19世紀まで、琉球王国というひとつの国家だった沖縄県。その後幾多の混乱を乗り越え、太平洋戦争後、1972年に日本に返還されるまではアメリカが統治。歴史的にも激動の道を歩んだ沖縄だからこそ、沖縄県人の郷土愛は全国一強い。南国らしく、人々の性格は、明るく楽天的なのが特徴だ。「門中」と言われる血縁をまとめる仕組みにより、一族間の連帯意識は非常に強いのが特徴。また、他県を「本土」と呼ぶように、警戒心は強くても、決して排他的ではないので、第一印象で判断しないほうが無難。男性は楽観的、女性は強くてしっかりしている。平等意識が強いので、男女差別的な言動や行動は御法度だ。

●良評

・「沖縄時間」には、意外と助けられるから好き(神奈川・男)
・誰もが明るくて、素朴(東京・女)

●悪評

・おとなしすぎて、付き合いにくい(大阪・男)
・時間にルーズで、いいかげんだから、一緒に仕事は考えられない(福井・男)

上司――親切でやさしい男上司。楽天主義な女上司

●男上司

親切で心やさしいタイプが多い。要領が悪く、出世などの野心ももうひとつだから、社内の評価はイマイチ。人がよすぎるので策略にはまり、悔しい思いをすることもある。細かいことも言わないし、部下の面倒見はいいので仕事がしやすい上司といえる。普通に仕事をしていればとくに問題はない。

●女上司

昔から女が一生懸命働いてきた伝統からか、男勝りでたくましく、何事にも我慢強いといった、精神力が非常に強い人が多いのが特徴。姉御肌のため、あれこれと世話を焼くのが好きなので、公私問わず、こまめに相談するとよい。ただし、明るく育ってきただけに、深刻な話、暗い話は避けるほうが無難。