2014年10月20日(月)

第一印象は声が4割! 効果絶大な「“声”の6技術」

達人に学ぶ「伝わる技術」 第42回

PRESIDENT Online スペシャル

著者
上野 陽子 うえの・ようこ
コミュニケーション・アナリスト

上野 陽子カナダ・オーストラリア留学後、ボストン大学コミュニケーション学部修士課程でジャーナリズム専攻、東北大学博士前期課程で人間社会情報科学専攻修了。通信社の国際金融情報部、出版社、海外通販会社役員などを経て現在に至る。著書に『スティーブ・ジョブズに学ぶ 英語プレゼン』(日経BP社)、『名作映画いいとこだけの英会話』(ダイヤモンド社)、『コトバのギフト~輝く女性の100名言』(講談社)、『1週間で英語がどんどん話せるようになる26のルール』(アスコム)、『Primeシリーズ1・ビジネス英語新人研修―女子のフレーズー』(ジャパンタイムズ)ほか多数。

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上野陽子=文
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印象は声が4割?

せっかく話しているのに、誰も話を聞いていなかった。そんな苦い経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれない。「楽しみにしていました!」と言った人が、後ろのほうで寝てしまったのは、お疲れだったのか、話がつまらないからか……。ほかにも大きな要因があるようだ――。

“内容”とともに“伝え方”も大事なのは、前回(http://president.jp/articles/-/13597)もラリー・スミス氏の話し方からお伝えしたが、その主なポイントは“情熱”だった。今回は人間の体が持つ優れた道具箱から 「のど」というすごい楽器をとりだしてみる。声は人に影響を与える際に大きな武器の一つとして生かせるが、その実、私たちは使いこなしていないことが多い。ここを巧く活用することで、話す力を高めることができるという。

音の専門家であるジュリアン・トレジャーがTEDで語ったのは「力強く話す」ためのポイントである。まずは、人が話を聞いてくれないときに、ほんの少し発声を変えるだけでも話に耳を傾けてもらえるようになるという、その内容を参考にしてみたい。

心理学でも「印象の4割は声によるもの」との説もある。以前にもご紹介したアルバート・メラビンは、特定の条件下での実験結果から、人が受ける印象は視覚が55%、聴覚が38%、言語が7%としている(解釈に関しては第10回(http://president.jp/articles/-/9681)を参照のこと)。一定レベルまでは、声を改善するだけでもずっと印象が上がっていくようだ。

上手に使いこなせば、交渉などの成果に大きく影響するという声の活用術では、次のような点を意識することになる。

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