2014年8月28日(木)

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妊活レシピ本も登場、妊活マーケットが花盛り

「妊活」という言葉がすっかり定着した。

妊活とは、不妊治療や日々の基礎体温チェックなど妊娠しやすくするための環境づくり全般を指している。不妊のための高度生殖医療に数百万円もの治療費をかける人もいるから、もはや人生の一大プロジェクトだ。

サイバーエージェントが5月から女性社員の妊活を支援する新制度を導入したり、3人組の女性芸人・森三中の大島美幸が妊活休業宣言したりと、社会的な認知度も高まっている。

妊活がこれほどまでに注目されている理由は何か。

言うまでもなく、妊娠は簡単ではないからだ。2011年の人口動態統計では、第1子出産時の母親の平均年齢が30.1歳と初めて30歳を超えた。結婚したら、あるいは避妊をやめたらすぐに妊娠するというイメージを持つ向きもあるかもしれないが、意外やすぐに妊娠できる女性はそれほど多くない。

体質のほか過度なダイエットや仕事のストレスなど、不妊にはさまざまな原因があり、その程度も様々だ。

健康で若い男女が排卵日に合わせて子作りをしても、妊娠する確率(避妊しないセックスの場合)は一般的に約20~25%と言われている。女性の妊娠確率は年齢とともに減少し、25歳~30代前半で約25~30%、30代後半は約18%、 40代前半になると約5%、40代後半では約1%になってしまう。

こういった情報が妊活ブームで広まるにつれ、最近では"ベビ待ち"と呼ばれる子作り中の女性だけでなく、将来出産を望む20代前半の未婚女性から、高齢出産を想定し早くから妊活に取り組む30代キャリア派(未婚者含む)まで、あらゆる層で妊活が増加中している。

「仕事柄、海外出張や転勤がキャリアアップには欠かせないので、子作りは夫と私が日本に戻れる30代後半を想定しています。そのときにスムーズに妊娠できるような環境を整えています」(33歳・外資系アパレル勤務)

このように人生のキャリアプランに「妊娠」をしっかりと組み込む女性も少なくない。

そんな女性の切実なニーズに応え、妊活のためのサプリメントや妊娠力判断、整体、鍼灸、妊娠や出産に影響を与える疾患の有無を診断するブライダルチェック、また妊娠に関するセミナーなど、妊活マーケットは拡大している。

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