“専守防衛”の自衛官にロックオンする女子数人

パーティ中も男子より女子のほうが積極的だった。「壁の花」になってしまっている女子たちもいるにはいたが、グイグイ話しかけて気になる男子としっかりトークタイムをエンジョイする女子たちが多かった。筆者が目をつけていたイケメン隊員など、一時は3人の女子に囲まれて「ロックオン」されていたほどである。

パーティ終盤になると、人間模様は様々。相変わらず複数人の女性からロックオンされる隊員がいたり、諦めてしまったのか男性隊員同士で歓談する一団がいたり、しっかり女子とカップルシートに座る隊員がいたり。

女性陣もいろいろで、酔いはじめる人、諦めてスイーツに走る人、「制服のせいで目当ての人が見つからない」と嘆く人。余談だが、大半の男性が白い制服という状況は結構なトラップだ。全員が初対面なので、正直一度話しただけで顔を正確に覚えるのは不可能に近い。それなのに、「制服」「短く切りそろえられた髪」「浅黒い肌」「がっちりした体格」というざっくりした特徴は大体同じなので「メガネ」「目立つくらいの高身長」などプラスアルファの特徴がないと、「話してみて楽しかった」程度の印象では誰が誰だかわからなくなってしまう。制服の魅力はもちろんあるが、メインの婚活を大切にするなら検討が必要なポイントかもしれない。

女性にロックオンされた自衛官その2

ちなみに、最終的には23組のカップルが成立。なかなかの高確率ではないだろうか。もう少し男性陣が積極的なら、さらに10組くらい成立したような気がしなくもないが……。

すると、「専守防衛だから、自衛隊員は自分からは攻めないんだよ」と自衛隊側のスタッフが笑って話してくれた。つまり、普段からあまり女性と接し慣れていない自衛隊員は、こういった出会いの場や恋愛において、女性からのアタックを待っているのである。なるほど、なるほど。

兎にも角にも、噂に違わぬ“自衛隊コン”の人気をこの目で確認した。私もちゃっかり参加者にまじって数人の自衛隊員の方とお話ししたが、たしかにみなさん(不真面目なマスコミ業界と比べると非常に)真面目で、爽やか。筆者など、子どもの予定もないのに「いいお父さんになるだろうなぁ」などと妄想してしまったほど。

参加した女性たちも、草食だらけの街中の男子にはない男気溢れるフェロモンを全身で受け止め、「この人の子を産みたい」と思ったのではないか。

20,30の未婚女性の間には、会社で四苦八苦せずにすむ専業主婦に憧れる人が増えている。「国を守り、私も守ってくれる」。そんな自衛官の夫を持つべく、女子たちは笑顔を振りまき、尻尾を千切れんばかりに振りながら、したたかに人生のそろばん勘定をしているようにも見えた。