2014年5月12日(月)

なぜ、何をやっても三日坊主になるのか?

得する習慣、損する習慣【1】

PRESIDENT Online スペシャル

著者
古川 武士 ふるかわ・たけし
習慣化コンサルティング代表取締役

古川 武士

日立製作所を経て2006年独立。「習慣は第二の天性」をモットーに、社員研修・コンサルティング・個人向けセミナーなどをおこなっている。著書に『30日で人生を変える「続ける」習慣』『新しい自分に生まれ変わる「やめる」習慣』(いずれも日本実業出版)など。

執筆記事一覧

習慣化コンサルタント 古川武士
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古川武士さんは、これまでに約200人の経営者や2万人以上のビジネスマンへ「習慣化」に関するコンサルティングやアドバイスをしてきた実績を持つ。ありがちな根性論ではなく、科学的な手法によって、無理なく継続することができるメソッドには定評がある。

長続きしないのは「習慣引力の法則」のせい

英語の学習、家計簿、早寝早起き、片づけ、禁煙、ダイエット、運動、資格の勉強、貯金・節約、日記、読書……「今度こそは!」と決意した情熱とは裏腹に何度も挫折を繰り返します。なぜ、私たちは1つのことを続けられないのでしょうか?

結論から言ってしまえば、それは「新しい変化に抵抗し、いつもどおりを維持しよう」とする本能が人間にあるからです。人間にとって変化は脅威で、いつもどおりが安全で安心なのです。

たとえば、体温を例に挙げてみましょう。私の平熱は36.5度ですが、人間の体はいつもどおりの平熱を維持しようとします。仮に風邪を引けば、体温は38度まで上昇しますが、体は汗で体を冷やして平熱に戻そうとします。これも変化に抵抗し、いつもどおりを維持しているのです。

続けたいことも同じです。私はこの「いつもどおりを維持し、変化に抵抗しようとする力」を習慣引力と呼んでいます。習慣化とは「自分が続けたいと思っていることを、意志や根性に頼らず、毎日のハミガキのように楽々続く状態に導くこと」です。つまり、続けたいことがいつもどおりになってしまえば、今度はいい意味で続いている状態を維持してくれます。これも習慣引力の法則です。ダイエットでリバウンドするのは、習慣化の手前だからです。

習慣化された状態に持っていければ、あとはダイエットも片づけも全てリバウンドしにくくなります。

それでは、どれぐらい続ければ習慣化するのでしょうか?

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