2014年5月26日(月)

「続かない人」の挫折パターンは3つある

得する習慣、損する習慣【2】

PRESIDENT Online スペシャル

著者
古川 武士 ふるかわ・たけし
習慣化コンサルティング代表取締役

古川 武士

日立製作所を経て2006年独立。「習慣は第二の天性」をモットーに、社員研修・コンサルティング・個人向けセミナーなどをおこなっている。著書に『30日で人生を変える「続ける」習慣』『新しい自分に生まれ変わる「やめる」習慣』(いずれも日本実業出版)など。

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習慣化コンサルタント 古川武士=文
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古川武士さんは、これまでに約200人の経営者や2万人以上のビジネスマンへ「習慣化」に関するコンサルティングやアドバイスをしてきた実績を持つ。ありがちな根性論ではなく、科学的な手法によって、無理なく継続することができるメソッドには定評がある。

最初の1週間で42%が挫折する

「続かない人」の挫折パターンは大きく3つあります。

1つ目は、勢い良くやる気だけでロケットスタートして三日坊主に終わる。

2つ目は、急な残業や予定に習慣が邪魔されてリズムが崩れてフェードアウトする。

最後は、変化がなく単調になってマンネリ化する。

これらの3つの難局を上手に乗り越えることこそ「続ける」ということになります。

◆STEP1 反発期(やめたくなる)【1日目~7日目】

スタートから7日目までを習慣化のプロセスの中の「反発期」と呼んでおり、最も挫折率が高くやめたくなる時期です。よく三日坊主といいますが、むしろ7日目までが最も続けるのが難しい時期です。

私の顧客などへの調査では実に42%がこの時期に「やーめた」となっていまします。前回説明した「習慣引力」の抵抗(いつも通りを維持させようとする力)が反発期はもっとも強いのです。(「なぜ、何をやっても三日坊主になるのか?」http://president.jp/articles/-/12520

それでは、この反発期を乗り越えるためにはどうしたらいいでしょうか。それは、1週間続けることが最大のハードルだと認識し、この壁を乗り越えればずっと続けられると信じて、「とにかく続ける」ことです。

続けることが大変なこの時期だからこそ、毎日どんなことがあっても行動を絶やさないことだけに集中していきましょう。この反発期の対策は以下の2つです。

1.ベビーステップで始める

ベビーステップとは、赤ちゃんの一歩という意味で、簡単にいうと「小さく始めましょう」ということです。

ベビーステップを決めるときの方法の1つは時間を短くすることです。たとえば、15分だけ片づける、10分だけ勉強する、5分だけ日記をつける、10分だけ走るといった具合です。

2つ目は難易度を下げることです。たとえば、1つの部屋だけ片づける、本を1ページは読む、「マラソン」ではなく「ウォーキング」するなどです。

2.シンプルに記録する

反発期の対策の2つめはシンプルに記録することです。記録する効果は、自分の行動を見える化することで続けることへのやる気が上がること、行動を自己管理することができることにあります。例えば、「実行した日は、手帳にスマイルマークのシールを貼る」といった工夫をされる方も多いです。

最難関の反発期をクリアしたら、次はこちらが待ち受けています。

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