パズルで算数脳は鍛えられる。そう断言する京大研究生が作った12問。第3回目(最終回)は「論理力」にまつわる問題を紹介します。
京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程在学中の東田大志さん。

論理力は「情報を整理する能力」と「情報を論理的に結び付ける能力」に分類することができます。「京都散歩パズル」は文字と地図という2つの情報を頭で結び付ける力が問われます。得た知識同士を結びつける訓練は、日常生活の中ではなかなかできません。道がわからなければ、「人に聞く」など論理力以外の対処法があり、論理力だけで解決する場面が少ないからです。パズルで意識的に能力を伸ばしましょう。

「内外ループ」――ルールを読み込んで論理力を鍛える

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ルールを読み込んで論理力を鍛える「内外ループ」

【ルール】
(1)「内」「外」と書かれたパネルが配置されています。すべての点(・)を直線の一筆書きで結んで輪を作ったときに、「内」が輪の内側に、「外」が輪の外側にくるようにしてください。
(2)点以外のところでは、線が曲がってはいけません。

【ヒント】
・大どうやって「外」を外側に出すか。点の位置を見て考えましょう。