平井社長の新戦略で商品は面白くなった
最近ソニーがちょっと面白い。今まで、ネットで話題となる商品というとアップルの新製品かスタートアップ企業の変わった商品と相場が決まっていたのだが、すこし傾向が変わってきている。私自身、数年前に携帯型PCの「VAIO type P」を買って以来、ソニー商品を購入していなかったが、最近は、タブレット型PCの「VAIO Duo」、スマートフォン「Xperia Z Ultra」と立て続けに買っている。また、スマートフォンと組み合わせて使う「レンズスタイルカメラ」も話題だ。これはファインダーのないレンズだけのカメラで、Wi-Fi経由でスマートフォンの画面をみながら撮影するというなかなか珍しい発想の商品である。
単純に発想が面白いだけではない。これらの商品はソニーの新しい戦略を反映させたものでもある。代表執行役社長兼CEOの平井一夫氏は、就任以来、「One Sony」というキーワードを強調している。これは、部門間の垣根を取り払い、ソニー全体で商品を開発する体制を整えることだという。
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