まさかのダブル主演!わかめと和牛のすき焼き

短時間の動画でも本誌に劣らないクオリティ感をしっかり伝える

dancyu30周年記念の企画として、誌面+ウェブ転載。さらにウェブ記事内に埋め込むために製品である「冷凍わかめ」「ふえるわかめちゃん」のレシピ動画を作成した事例となります。dancyu本誌は編集ページ、広告タイアップページともに、料理のおいしさをダイレクトに訴求するシズル表現で定評をいただいております。

そのスチルのシズル表現に勝るとも劣らないのが、動画撮影チームのクオリティです。一見、わかりにくいかもしれませんが、動画を見ていただくと食材の質感のリアリティにお気づきになると思います。こちらは高性能のムービー撮影用のレンズを用いて撮影したもので、昨今流行りのカジュアルな動画とは一味違った見え味となっております。

これは、今回の製品のなかでもとくに品質の高い「冷凍わかめ」を、BtoB市場で認知を広めたいというクライアント様からのご要望があったことから、プロの料理人から見ても納得感のある質感描写をめざしたものです。また包丁を使う音、わかめを切る音など、真に迫った印象をつくることをめざしました。

料理やレシピを理解しているからこそ、スムーズな撮影が可能に

今回の撮影は、荒木町の和食の名店「鈴なり」様の店舗内での撮影となりました。撮影にいただいた時間は、8時半~11時半までの3時間。動画撮影は機材のセッティングに1時間ほど必要ですので、正味2時間でレシピ動画を2本撮影することになりました。事前のロケハンはもちろんのこと、村田明彦シェフにはレシピをいただいていたのですが、料理を順につくっては間に合わないことがわかりました。

そこで2品の調理工程を、まな板を使うシーン、コンロを使うシーン、シズル撮影シーン、シェフへのインタビューシーンといった具合に分け、2品の料理の工程が入り乱れての撮影段取りとなりました。あまりの複雑さに「ほんとにこれでできるの?」と村田シェフが不安になるほど。しかし、実際に撮影を始めると調理時間も加味した綿密なスケジュール通りに進行し、立ち会った人が驚くほど、スムーズに撮影を終えることができました。

雑誌の編集経験が豊富なスタッフがいることで、調理やレシピの勘所を理解していたことで、取材先にもご負担をかけずに撮影することができたものと考えています。レシピの開発から、撮影まで、専門性の高いスタッフが伴走できることが他社にはない強みとなっております。