「我慢ゼロ」「苦痛ゼロ」「精神論ゼロ」「リバウンドゼロ」をうたう、バランスボールを使った「美やせ」プログラムが話題だ。『バランスボール「美やせ」革命』を上梓したインストラクターのSAYAKAさんは「『頑張って運動をしても崩れた体型が元に戻らない』『忙しくて運動する時間がない』というママたちこそ、バランスボールを使ったエクササイズを試してみてほしい」という――。

※本稿は、SAYAKA『バランスボール「美やせ」革命』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。

焦れば焦るほど失敗するのが「ダイエット」

「お腹を凹ませるためには腹筋がいい」
「有酸素運動を20分やると、脂肪燃焼効果があるらしい」

バランスボールエクササイズに出会って、人生が変わったと語るSAYAKAさん
バランスボールエクササイズに出会って、人生が変わったと語るSAYAKAさん〔撮影=横田裕美子(STUDIO BANBAN)〕

何がなんでもやせたい! そんなふうに思ったときは、あれこれいろいろな情報に手を出し、それらを鵜呑みにし、手当たり次第に試してしまいがちですよね?

でも、20代のころ、あるいは出産前とは異なり、仕事に家事に育児に……と、忙しいライフステージに立つアラフォーママ。「やせなきゃ!」「早く、早く!」と焦って、過度な筋トレや食事制限といったストイックなダイエットを行ったところで、挫折することは目に見えています。

仮にあるダイエット法で多少体重が減ることがあったとしても、一時的なものにすぎず、やめた途端にリバウンドをしたり、かえって太りやすくなってしまいがち。

バランスボール・ダイエットの驚異の効果

その点、バランスボールはやってみるとすぐにわかります。とにかく楽しいんです!

SAYAKA『バランスボール「美やせ」革命』(プレジデント社)
SAYAKA『バランスボール「美やせ」革命』(プレジデント社)

それが証拠に、私自身、産前から16kg増の61kgをマークし、ユニクロのメンズMサイズのハーフパンツを履いていたところ、バランスボールで毎日跳ねていただけで、3カ月で体重は54kgに減少(1年後にはなんと47kgに!)。ZARAのXSサイズ(もちろんレディスサイズ)のスキニーパンツを着こなせるようになりました。

私だけではありません。これまで何をしてもやせられなかったというママたちが、3カ月で平均して10kg体重を落とすことに成功しています。

ほかにも、1カ月でウエストが-10cm、3カ月で下腹部が-18cmなど、「自分の体が変わった!」という感動の声が毎日私のもとに届いています。

1日10分、「スッピン、部屋着のまま、自宅で」できる

さらに、今回『バランスボール「美やせ」革命』で提案するエクササイズは、「スッピン、部屋着のまま、自宅でできる」「1日10分で有酸素運動と筋トレが同時にできる」という点も魅力です。

精神論も運動神経もリズム感も不要。学生時代に運動が苦手だった人、運動経験がない人も、尻込みする必要はありません。まずはバランスボールをゲットして、基本となる姿勢と動きを覚えていきましょう。

バランスボールエクササイズ【1】:準備

アラフォーママにおすすめのボールのサイズは直径55cmのもの。身長が150〜170cmくらいまでの方なら、ボールの膨らませ方で調整が可能です。

空気は、専用のポンプを使って入れていきます。使い始めはボールのゴムが固いので、空気が入りづらいようであれば、無理やり入れずに、使いながら空気を追加していきましょう。

まずはハンドポンプを使ってバランスボールを膨らませましょう。これだけでも意外な運動量に…
撮影=横田裕美子(STUDIO BANBAN)
まずはハンドポンプを使ってバランスボールを膨らませましょう。これだけでも意外な運動量に…

ボールのサイズは、座ったときのひざ裏の開き具合を見て調整します。ひざより前に足を出してボールに座った際に、ひざ裏の角度が90〜100度になるのがベストです。

背筋を伸ばしてボールに座り、ひざ裏の角度は写真を参考に90~100度くらいを目安に
撮影=横田裕美子(STUDIO BANBAN)
背筋を伸ばしてボールに座り、ひざ裏の角度は写真を参考に90~100度くらいを目安に

ひざ裏が開きすぎる場合は、もう少し空気を入れて、ボールが大きくなるように調整しましょう。

バランスボールエクササイズ【2】:基本姿勢

バランスボールで跳ぶときに、なにより大切なのが「姿勢」です。

ポイントは3つ。1つ目は「脚の開き方」です。

ボールの下にマットを敷いてボールの上に座ったら、脚は肩幅よりも少し大きく開きます。ボールと足のかかとの距離が近くなりすぎないように、足は一歩前に出して座ります。このとき、つま先は少し外側に向くようにしましょう。

[姿勢のポイント①]両脚は肩幅より少し広く開きます
撮影=横田裕美子(STUDIO BANBAN)
[姿勢のポイント①]両脚は肩幅より少し広く開きます

かかとがボールについた状態だと、姿勢が猫背気味になるのでNGです。跳んだときにひざにも負担がかかるので要注意。

[姿勢のNG]かかとがボールにくっつくと、姿勢が猫背気味になるので、これはNGです
撮影=横田裕美子(STUDIO BANBAN)
[姿勢のNG]かかとがボールにくっつくと、姿勢が猫背気味になるので、これはNGです

バランスボールは「骨盤の角度」が重要

2つ目のポイントは「骨盤の角度」です。骨盤は立てて、まっすぐボールに突き刺すようなイメージで。骨盤の前後を手で触りながら調整しましょう。

[姿勢のポイント②]骨盤の角度が重要です。骨盤を立てて、ボールにまっすぐ突き刺すイメージで座りましょう
撮影=横田裕美子(STUDIO BANBAN)
[姿勢のポイント②]骨盤の角度が重要です。骨盤を立てて、ボールにまっすぐ突き刺すイメージで座りましょう

骨盤が前に倒れていると、反り腰になり、腰にも負担がかかってしまうのでNGです。

[姿勢のNG]骨盤が前に倒れてしまうと、反り腰になって腰に大きな負担がかかります
撮影=横田裕美子(STUDIO BANBAN)
[姿勢のNG]骨盤が前に倒れてしまうと、反り腰になって腰に大きな負担がかかります

骨盤が後ろに倒れていると猫背になり、内臓にも負担がかかってしまうのでこれもNGです。

[姿勢のNG]骨盤が後ろに倒れてしまうと、今度は猫背になって内臓に負担がかかってしまいます
撮影=横田裕美子(STUDIO BANBAN)
[姿勢のNG]骨盤が後ろに倒れてしまうと、今度は猫背になって内臓に負担がかかってしまいます

女性に多い「巻き肩」はNG

3つ目のポイントは「肩の位置」です。肩は上半身のいちばん後ろの位置をキープして座りましょう。姿勢の矯正とともに、トレーニングの効果も出やすくなります。

[姿勢のポイント③]肩は、上半身のいちばん後ろの位置をキープ
撮影=横田裕美子(STUDIO BANBAN)
[姿勢のポイント③]肩は、上半身のいちばん後ろの位置をキープ

巻き肩が癖になっている方は、跳ぶ前に正しい位置に戻します。戻し方は簡単。まず両手を前に出して、肩の高さまで上げます。

[巻き肩の修正①]女性に多いのが「巻き肩」。まず、両腕を前方に出して肩の高さまで上げます
撮影=横田裕美子(STUDIO BANBAN)
[巻き肩の修正①]女性に多いのが「巻き肩」。まず、両腕を前方に出して肩の高さまで上げます

そのまま両手を耳の後ろまで上げます。

撮影=横田裕美子(STUDIO BANBAN)
[巻き肩の修正②]前方に上げた両腕を、そのまま耳の後ろに位置するまで上げます

「跳ぶ」前に「正しい姿勢」を身につけよう

両手を上げたまま、手のひらをクルッと返します。

[巻き肩の修正③]両手を上げたまま、手のひらを外側に向けてくるっと返します
撮影=横田裕美子(STUDIO BANBAN)
[巻き肩の修正③]両手を上げたまま、手のひらを外側に向けてくるっと返します

肩を後ろに大きく回し、手をゆっくりと下げていきます。

[巻き肩の修正④]肩を後ろに大きく回しながら、手をゆっくり下げていきます
撮影=横田裕美子(STUDIO BANBAN)
[巻き肩の修正④]肩を後ろに大きく回しながら、手をゆっくり下げていきます

肩の力を抜いて、体の側面に手を添えるように、ストンと下げたら完了です。

[巻き肩の修正⑤]肩の力を抜き、体の側面に添えるようにして手を下ろしたら終了!
撮影=横田裕美子(STUDIO BANBAN)
[巻き肩の修正⑤]肩の力を抜き、体の側面に添えるようにして手を下ろしたら終了!

正しい姿勢を身につけるために、跳ぶ前に必ず行いましょう。

バランスボールエクササイズ【3】:基本動作

基本姿勢を整えたら、さっそくバランスボールを使って跳んでみましょう。

跳ぶときに意識したいポイントは3つ。まず1つ目は、お尻をボールにグッ、グッと押しつけるようなイメージで跳ぶこと。

[基本動作①]跳ぶときは、お尻をボールにグッと押しつけるようイメージしましょう
撮影=横田裕美子(STUDIO BANBAN)
[基本動作①]跳ぶときは、お尻をボールにグッと押しつけるようイメージしましょう

最初は、お尻とボールが離れなくても問題ありません。慣れてきたら自然と高く跳べるようになります。口角を上げて、笑顔で跳ぶことで、「幸せホルモン」の分泌が促進されます。

上手に跳べるようになると、写真のようにお尻とボールが離れ、ボールが宙に浮いているような状態にも…
撮影=横田裕美子(STUDIO BANBAN)
上手に跳べるようになると、写真のようにお尻とボールが離れ、ボールが宙に浮いているような状態にも…

鼻から吸って口から吐く「鼻呼吸」を徹底

2つ目は、呼吸を意識して跳ぶこと。跳んでいるときは常に、鼻から吸って口から吐く「鼻呼吸」を繰り返します。鼻で息を吸い込むときは、口は軽く閉じた状態で、胸が膨らむように意識しましょう。

[基本動作のポイント②]呼吸をするときは鼻から吸って、口から吐きます
撮影=横田裕美子(STUDIO BANBAN)
[基本動作のポイント②]呼吸をするときは鼻から吸って、口から吐きます

口から息を吐き出すときは、口はすぼめて、「フゥー」と大きく吐き出します。お腹が固くなっているのを感じたらOKです。

口から息を吐くときは、口をすぼめて「フゥー」という感じで大きく吐き出します
撮影=横田裕美子(STUDIO BANBAN)
口から息を吐くときは、口をすぼめて「フゥー」という感じで大きく吐き出します

「頑張る」より「楽しむ」が成功のコツ

3つ目は、お腹にグッと力を入れて跳ぶこと。体の中心、恥骨からみぞおちの間に「腹直筋」というお腹の筋肉があります。ここを立てるようなイメージで、グッと力を入れて跳んでみましょう。

[基本動作のポイント③]写真(右/左)を参考に、恥骨からみぞおちの間にある「腹直筋」というお腹の筋肉にグッと力を入れることを意識して跳びましょう
撮影=横田裕美子(STUDIO BANBAN)
[基本動作のポイント③]写真(右/左)を参考に、恥骨からみぞおちの間にある「腹直筋」というお腹の筋肉にグッと力を入れることを意識して跳びましょう

いかがでしたか?

まずは「頑張る」ことよりも「楽しむ」ことを大切に、ボールの上でポンポンと跳びながら感じる爽快感を味わってみてください。

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