「これで人生は終わった……」。32歳で感じた初の絶望
胃に負担を感じるほど印象に残っているのは、ソニーからLINEの前身であるハンゲームジャパンに移ったときのことです。
約束では社長室付として入社するはずだったのですが、初日に出社するといきなり人事から「社長室という部署はありません」。
戸惑っていると、とりあえずゲームがわからないと仕事にならないからこれで勉強してくださいと、古いパソコンを1台あてがわれました。
そして、私を待っていたのは、働く社員を横目で眺めながらただひとり部屋の隅で、日がな1日ゲームをやり続ける日々。
私は社長に請われてその会社に転職を決めたのですが、他の若い社員たちは、自分たちがゼロから立ち上げた会社に横から入ってきたゲームのわからない32歳のおじさんに、偉そうな顔をされるのはまっぴらだと思っていたのでしょう。
それで、ある意味32歳で「窓際族」のような立場になりました。少なくとも私はそのように感じました。
せっかく覚悟をもって大企業から30人足らずのベンチャーに飛び込んだのに、こんなはずじゃなかったと後悔してももうあとの祭り。
入社後わずか数日で、「自分の人生は終わった」と絶望的な気持ちになりました。
大事故をきっかけに芽生えた一体感
そんなある日、システムのトラブルが起こったのです。このままではユーザーのゲームデータが消えてしまう。私もこのときはさすがにゲームをしている場合じゃないと、リーダーとして周囲を巻き込み会社に泊まり込み、長時間の対応を行いました。その結果、なんとか数日間のメンテナンスの後に復旧することができ、復旧した瞬間にユーザーの皆さんからの多くの感謝の声が集まりました。
そこからです、社員が私に対し少しずつ心を開いてくれるようになったのは。
ゲームに詳しくない私でしたが、それまで日本テレビやソニーで身に付けた、現場に入って人の話をよく聞き、優先順位を考え、やるべきことはなにがなんでも期限どおり片付けるという私の仕事のやり方が認められたのだろうと思います。
森川流・ビジネスに役立つ自己マネジメント
・「見える化」により問題の本質を掴むこと
ある時、健康を維持するために自分が何をどれくらい食べたかを「見える化」してみようと思い立ち、毎日の食事内容をすべて記録しておいて、週末にそれらをグラフや表にして検証することを始めました。困難を乗り越えるには、問題の本質を掴むことが大事だからです。
やってみるとわかりますが、食事内容の「見える化」は実に有効です。栄養の偏りや過不足がひと目でわかるので、「今週は肉が多かったから来週は魚中心にしよう」「塩分とアルコールは少し控えたほうがいいかもしれない」というように、課題が明確になってすぐに具体的な対策がとれるからです。
私はかれこれ10年以上この習慣を続けています。おかげで私の食生活の質はかなり上がりました。それが現在の健康を支えているのはいうまでもありません。
・胃に負担をかけないこと
健康に関する最近のテーマは、いかに胃を意識するか。経営者というのは日ごろから会食の機会が多く、ちょっと気を抜くとすぐに食べ過ぎたり、脂っぽいものばかりを食べたりして、胃に負担をかけてしまうことが往々にして起こります。
胃に元気がないからといって、経営者たるもの仕事に支障をきたすわけにはいきません。それには食事が大事なのはもちろんですが、血流やリンパというのも胃にかなり影響を与えているようなので、胃に負担をかけない生活も意識するようにしています。
納豆、キムチ、ヨーグルトは何をおいても必ず食べる。1日を気持ちよく過ごすのに、この発酵食品3点セットは不可欠です。ヨーグルトは「一時的な胃の負担をやわらげる」という機能に惹かれてLG21を毎日飲んでいます。体にいいうえ、スッキリしていて美味しいから、これからもずっと飲み続けられそうです。
そのほかにもおすすめなのは、朝の白湯。起き抜けに白湯を飲むと胃が温まります。
・コツコツとやり続けること
振り返ってみると、順風満帆とは言いがたい人生です。それでも若いころは失敗するたびに原因を分析し、それを二度としないようにするというPDCAサイクルを回すことで、迫りくる難題を一つひとつ乗り切ってきました。人も会社もいきなり完璧は無理。コツコツとやり続けることが、成功の秘訣のような気がします。
・「明治プロビオヨーグルトLG21」(112g)
・「明治プロビオヨーグルトLG21 ドリンクタイプ」(112ml)
「LG21乳酸菌」は、同社独自の乳酸菌研究の中で、胃に着目して選び抜かれた特別な乳酸菌です。酸に対する耐性が高く、強い酸性条件下である胃でも生存して増殖することが可能であり、さらに胃細胞への付着性が高いという、胃内環境において個性的な特長を持っているとのこと。そのような特長から、一時的な胃の負担をやわらげる機能が報告されています。