“「知る」はおいしい”をモットーに、食いしん坊に「新たな食体験」を提案するプロジェクト型ショップ「dancyu食いしん坊ストア」が2020年11月に開店。当店が提案する「新たな食体験」とはどのようなものなのか。第1弾プロジェクトの紹介を通じてお伝えする(ストアのページはこちら)。

第1弾プロジェクトは「自分史上最高のステーキを焼く日」

第1弾プロジェクトは、思いを込めて育てられた牛、思いを込めて作られたフライパン、思いを込めて焼き上げる技術、おもてなしの心――。それらを1つの体験として提案する「自分史上最高のステーキを焼く日」だ。

dancyuならではの牛肉、フライパン、焼き上げる技術を結集し、2020年12月19日を「自分史上最高のステーキを焼く日」にするプロジェクトとして実行した。

「自分史上最高のステーキを焼く日」にするプロジェクト
赤身が旨い、分厚い牛肉

牛肉は「いわて山形村短角和牛」「土佐あかうし」のサーロインを用意した。どちらも噛むほどに赤身の旨みを感じることができる肉質で、500gの分厚い塊で食べるにはぴったりの肉質だ。

ステーキを焼く日を予め設定し、冷凍していないフレッシュな肉を届けることで、美味しい肉をより美味しい状態で食べられる、という体験をお届けした。

見た目も美しい、南部鉄器のフライパン

厚みのあるサーロインをどう焼くか。dancyuが選んだのは1852年創業、及源鋳造の「Palma フライパン 24cm」だ。機能はもちろんのこと、世界的なプロダクトデザイナーであるジャスパー・モリソンがデザインしたフォルムも美しい。

すでに鉄のフライパンを持っているという場合も想定し、こちらの購入はオプションとした。

商品のストーリーを伝える工夫

美味しい肉、優れた道具が生まれるまでのストーリーも含めて体験してもらうための工夫として、つくり手の思いを届ける動画を撮影。

左から川井さん、柿本さん、及川社長
左から「土佐あかうし」を育てる川井規共(かわい・のりとも)さん、「いわて山形村短角牛」を育てる柿木敏由貴(かきぎ・としゆき)さん、フライパン「Palma」をつくる及源鋳造の及川久仁子(おいかわ・くにこ)社長。下記のムービーではつくり手としての思いを語っていただいている。

購入者限定でさらに詳しいストーリーがわかる動画を届けることにより、「自分史上最高のステーキを焼く日」に向け気持ちを盛り上げていただいた。

分厚い肉を焼き上げる、確かな技術

プロジェクトのクライマックスとして、肉が届く日に合わせて「dancyuクッキングスクール」を開催した。購入者ほぼ全員が参加し、東京・市ヶ谷「ル・マンジュ・トゥー」の谷昇シェフに、ステーキを焼く技を学んだ。

当日はフライパンを購入しなかった参加者に向け、通常のフライパンで焼く方法も伝授。ライブ配信ならではの質疑応答もあり、参加者から高い評価を受けた。

ECで食いしん坊を笑顔に

第1弾では“食材・道具・技術”という、「自分史上最高のステーキを焼く日」を過ごすために必要なすべてを購入・体験できるプロジェクトを実行した。それぞれについて詳しく「知る」ことにより、自らの手で焼き上げたステーキを最大限美味しく、楽しく味わっていただくことができたと思われる。

dancyu食いしん坊ストアでは今後もプロジェクト型で「新たな食体験」を提供していく予定だ。全国の食いしん坊を笑顔にするため、協力いただけるパートナーも募集している。興味をお持ちの方は食いしん坊ストア事務局へお問い合わせいただきたい。