誌面、ウェブ、動画の多角的なコンテンツで訴求力アップ
MINI PHEVタイアップ誌面

エコカーの一種であるMINI PHEV(プラグイン・ハイブリッド車)のタイアップとして制作した誌面(2ページ)とWEB(2記事)、動画(2本)の製作を組み合わせた企画です。エコやサスティナブルの視点を持つ料理人のキャスティング能力と『dancyu』誌読者層が食を通じた環境意識が高いことから、クライアント企業の思惑とマッチして実現しました。

登場したシェフは自らも銃を手にハンティングをこなす「ラシャッス」の依田誠志氏。記事の製作担当者とは旧知の間柄で、ハンティングに同行したこともあり、シェフの自然や食材に対する思いがMINI PHEVの思想とマッチすることから依頼しました。偶然にもシェフも私用でPHEVを愛用しており、クライアントの製品思想にも共感を覚えてくれ、非常に協力的に撮影を進めるとができました。dancyuの取材経験を通じ、幅広いシェフとのコミュニケーションが活きたキャスティングができたと胸を張れる事例となりました。

MINI CROSSOVER PHEV×dancyu

動画の使用目的としてはウェブ記事への埋め込みに加えて、MINIのショールームで来客者向けに活用するということもあり、まだ一般になじみの薄いPHEVの機能やメリットを説明するため、長尺の動画にしっかりとしたメッセージ性を盛り込むことにしました。そのストーリーにシェフの思いを重ねて、物語性の強い動画に仕上がったと考えています。シナリオも事前にシェフへのインタビューを行い、ロケハンの成果と合わせてコンテをつくり、事前にクラアイアントと調整を行いましたが、その想定を超える仕上がりになったとの評価をいただきました。

動画撮影スタッフは、専門家の集団を呼集できます
動画スタッフの機材
動画撮影時の車体に付けたカメラ等

撮影スタッフに関しては協力会社を通じ、車の撮影ということもありWRC(FIA世界ラリー選手権)の撮影経験もあるスタッフを呼集。製品に相応しい映像の質感と専門性の高い撮影手法を組み合わせ、クオリティ感を演出することに努めました。

取材先である御殿場(静岡県)と涸沼(茨城県)には、それぞれ複数回ロケハンを行い、現地のフィルムコミッションを通じて警察や管理者にロケ地と道路使用の撮影許可を得て、法的に瑕疵かしのない撮影準備を進めました。こうした下準備は、タイアップ制作においては非常に重要で、おろそかにできないと考えています。

予算や撮影規模に応じて、フレキシブルに専門スタッフを集めることで、クライアントの要望や製品イメージに応じたクオリティの映像をつくることが可能となっています。

ロケ初日はまさかの雨! 雨にも風にも負けずに…

まさかの雨に泣かされた初日の御殿場。ロケ地の一つである依田シェフのプライベートキャンプ場で晴れ間を待つスタッフたちも手持ち無沙汰に。その反面、クライアント、代理店のご担当者にもお越しいただいていましたので、シェフと直接話す時間を多くとることができ、よいコミュニケーションができました。そして夜にはスタッフがそのままキャンプ場でテント泊。翌早朝から奇跡的に雨が上がって、巻きに巻いてすべてのシーンを撮影することができました。終わってみればしっとりした映像の質感も美しく、曇り空に車の塗装の色も落ち着いた発色に。これも雨の賜物と、スタッフ一同、胸をなでおろしたのでありました。