現役引退から13年、46歳でジャイアンツの一軍内野守備兼打撃コーチに就任。野球人として新たな道を歩み始めた元木大介さんに、今回特別インタビューを行った。現役時代から大事にしていること、コーチとしての抱負、そして気になり始めたという“目”のケアなどについて語ってもらった。
元木大介(もとき・だいすけ)
1971年大阪生まれ。小学2年生のとき、本格的に野球を始める。上宮高校時代、3度の甲子園出場を果たす。90年のドラフトでジャイアンツより1位指名。2005年現役引退。「2018 カル・リプケン12歳以下(U12)世界少年野球大会」の日本代表監督を務める。2018年ジャイアンツの一軍内野守備兼打撃コーチに。

相手が嫌がるプレーは、勝つための当然の手段

──現役時代はクセ者と呼ばれ、玄人好みのプレーでファンを魅了しました。ご自身が考えるクセ者とは。

【元木】もともと長嶋監督の命名で、自分ではクセ者という意識は特になかったんです。ただ、相手が嫌がるプレーは心がけていましたね。例えば、2塁へのスライディング一つをとっても、それで守備の連携を乱せばゲッツーを阻止できる。一つアウトを減らせれば、それが得点につながる可能性もあるわけです。

相手が嫌がるプレー自体はもちろん目的ではなくて、試合に勝つための手段。僕自身は当たり前のことだと思ってやっていました。

──当たり前のことを自然にやるのは案外難しいものです。どうしてそれができたと思いますか。

【元木】自分じゃなかなかわからないけど、一つ大事なのはゲーム全体をしっかりと“観察する”ことじゃないですか。野球というスポーツは同じ打席に立つのでも、イニング数やアウトカウント、ランナーの有無などによって、やるべきことがまったく変わってきます。適切に対応するには、やっぱりゲームの流れや相手チームの動きをつかんでおく必要がある。細かいところまで目を光らせておくことが欠かせません。

もちろんバッターボックスでは、内野、外野の守備位置を見て、ヒットゾーンを確認します。でもそれは、最終確認。基本的には打席に立つ前の段階で、ピッチャーの配球を想定し、やるべきことを頭の中で組み立てていました。特にキャッチャーがどんな球種を、どんなバランスで要求しているか。ピッチャー以上に注意していました。

──学生時代はホームランバッターとしてならした元木さんですが、準備への意識は昔から変わりませんか。

【元木】基本的には同じです。でも、プロに入ってプレーのスタイルは変わりました。僕がジャイアンツでホームランバッターを目指しても試合には使ってもらえない。だから、武上(四郎)打撃コーチと徹底した右打ちの練習などもしましたよ。

当時、ジャイアンツにはつなぐ選手が少なかったから、自分が生きる道はここだ、と決めて取り組みました。結果的に、打順もポジションも本当にいろいろ経験をさせてもらい、今はそれが財産になっています。

最近は手元が見づらく、目の疲れから肩こりも

──「観察すること」を大事にしてきた元木さんですが、視力や目に関して最近気になることはありますか。

【元木】最近は小さな字などが見えにくくなってきましたね。あるとき妻に、「ずいぶんスマホを離して見てるね」と言われて気づきました。この頃は目の疲れからくる肩や首のコリが強くなって参っています。

だから老眼鏡もいくつか持っていますよ。自分もそういう年になったかと思いますけど、家の中で何カ所かよく使う場所に置いて、カバンにも一つ入れています。

──遠近両用コンタクトレンズに興味はありますか。

「コーチの仕事も目は大事。その都度、老眼鏡をかけなくて済むのはやっぱり便利ですね」と元木さん。

【元木】ありますね。近くも遠くも一つのレンズで対応できればだいぶ楽だと思うんです。老眼鏡も手元を見るときはいいんですが、少し目線を移すと焦点が合わなくなって疲れてしまうんで。それに1日使い捨てのものなら、手入れの手間もかからない。選手でもコンタクトレンズの愛用者は多いですからね。

これからはコーチという立場で細かなデータのチェックなども大事な仕事になります。それに、もしコーチャーズボックスに立つことになれば、それこそゲームの行方をしっかりと見て、サインも伝達しなければなりません。現役のとき同様、目には負担がかかります。年齢的にもいっそうアイケアが大事になってくるでしょうから、自分に合うものは取り入れていきたいと思っています。

──最後に、指導者として選手たちにどんなことを伝えていきたいか。今後の抱負を聞かせてください。

【元木】プロというのは人に育ててもらうのではなく、自分で努力をして居場所を勝ち取るものというのが僕の考え。なので、こちらから手取り足取り教えるのではなく、前向きにアドバイスを求めてくる選手に取り組むべきことの選択肢を提示する。そんなコーチになりたいですね。

いずれにしても野球の基本は、周囲を、ゲームをしっかりと見ること。そのことは指導の中でも大事にしていきたいです。例えば守備陣の間にフライが上がる。それを自分で捕りにいくか、任せるか。これだって、事前に周りを確認しておかなければ一瞬判断が遅れてしまう。それが勝敗を左右することにもなりかねません。チームスポーツでは、常に周りとの関係性で自分の役割が決まるわけですから。

これからは僕自身もチームの一員。役割を果たせるように頑張らないと。選手それぞれに確かなアドバイスができるよう、一人一人のプレーにしっかり目を向けていきたいと思います。

手元から遠くまで自然に見える“生感覚レンズ”
「デイリーズ トータル ワン(R) 遠近両用」

独自の度数分布デザインで、手元から遠くまで自然な見え方になるよう設計(※1)

独自の水分三層構造により、1日中ずっと快適なつけ心地を実現した「生感覚レンズ」(※2)

酸素透過率6倍アップ。従来の1日使い捨て遠近両用コンタクトレンズと比べ、6倍の酸素を瞳に届ける(※3)

(※1)見え方には個人差があります。
(※2)装用感には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。
(※3)x-10-9(cm/sec)・(mLO2/mL x mmHg)※-3.00Dの場合。同社従来品 1日使い捨て遠近両用コンタクトレンズ デイリーズ(R) アクアコンフォートプラスTM マルチフォーカルとの比較。

販売名:デイリーズ トータル1(R) 遠近両用
承認番号:22900BZX00026000
●コンタクトレンズは高度管理医療機器です。必ず眼科医の検査・処方を受けてからお求めください。●添付文書を必ずお読みいただき、取扱い方法を守って正しくお使いください。●装用時間・使用期間を正しくお守りください。(装用時間には個人差があります。眼科医の指示に従ってください。)●目の定期検査は必ずお受けください。●少しでも目に異常を感じたら直ちに眼科医の検査をお受けください。●破損等の不具合のあるレンズは絶対に使用しないでください。
PR20181128-005883