ネットだけではわからない
モデルハウスはここを見る
最近の家づくりでは、まずネットで調べてからモデルハウスを見に行くことが一般的になっている。ネットでいいなと思う住宅があったら、実際にモデルハウスに足を運び、まず外観デザインや空間の好み、居心地などを確かめよう。
そのうえで、モデルハウスではどこを重点的に見るか優先順位を決めておきたい。住まい選びには耐震性や省エネ性能、予算、動線、収納などさまざまな要素がある。自分は何を大事にしたいのかを考えておくと、モデルハウスの営業担当者に話を聞くときにも、質問しやすくなる。
モデルハウスでは必ず営業かスタッフの案内が付く。プレッシャーに感じるかもしれないが、じっくり話を聞かなければつかめないことも多い。だが、一度に何軒も見て回りたいなら、最初から「今日は○分しか時間がない」と断ればいい。聞きたいことを事前に整理しておくことも、効率的にモデルハウスを回るときに欠かせないポイントだ。
言うまでもないが、モデルハウスには各社の技術とセンスが集約されている。敷地や間取りにも余裕があり、オプション仕様も豊富に取り入れられている。モデルハウスではどこまでが標準仕様なのかをよく確認したうえで、オプションやアップグレードを検討しよう。
いくつかのモデルハウスを見比べたいときは、それぞれに同じ質問をすると比較しやすくなる。例えば「総2階建てで延べ床面積が30坪だと、標準仕様でいくらくらいになるか?」と尋ねてみれば、各社が参考価格を教えてくれる。耐震性も、標準仕様の住まいの耐震等級を聞くことで、性能を横並びにして比べることができる。
メンテナンスも要チェック
比較より候補の絞り込みを
ハウスメーカーはメンテナンスにも力を入れている。家は建てて終わりではなく、長く資産価値を維持するためには、メンテナンスコストも意識する必要がある。新築住宅の場合は、法律で基本構造部分に10年間の瑕疵(かし)保証が義務付けられているが、ハウスメーカーの保証は30年、50年といった長期に設定される傾向にある。ただし、これはハウスメーカーが独自に設けたタイムテーブルとプログラムに沿ったメンテナンスを行った場合に適用されるので、有償無償の範囲を含め、前提条件を確認しておこう。
また、家族のライフステージの変化に合わせて間取りを変えたい場合に備え、リフォームのしやすさもチェックしておきたいポイントだ。
最後にもう一点。モデルハウスは数多く見ればよいかというと、そうともいえない。たくさん見すぎて比較検討しきれず、何年経っても家が建てられない人もいる。そんなことにならないように、初めは相性のよさそうなものをいくつか選んで見て回る。優先度の高いところから説明を求め、比較するよりも候補を絞り込んでいくほうが、迷路にはまることなく理想の家に到達できるだろう。
積水ハウス イズ・ロイエ
開放的な空間が生み出すスローリビングの心地よさ
発売以来、30年以上進化を続ける積水ハウスの「イズ・シリーズ」。その最新モデル「イズ・ロイエ」は、高い技術力に支えられた伸びやかな空間づくりが魅力。その神髄を積水ハウス独自の空間提案「スローリビング」に見ることができる。
軒下のテラスと室内を一体化したスローリビングは、日本人が親しんできた縁側のような、内でも外でもない中間領域の心地よさを現代の住まいに再現したもの。天井高2.74メートル、最大スパン7メートルの、視界を遮る柱も壁もない部屋が屋外のテラスへと続き、これまでにない開放的な大空間をつくり出す。積水ハウスのオリジナル構法「ダイナミックフレーム・システム」が、この大空間を実現させた。
一方、外観に目を転じると、最高級オリジナル外壁「ダインコンクリート」が上質な佇まいを生み出している。
人の手で彫刻した原型から作る型枠を用いて、1枚1枚丁寧に生み出される「ダインコンクリート」は、耐久性・耐候性・防水性などを高い水準で満たすだけでなく、美しいテクスチャーが住まいに風格を与えてくれる。
「イズ・ロイエ」ならではのスローリビングの心地よさと高級な佇まい。体感するならぜひ住宅展示場へ。
●お問い合わせ先/積水ハウス株式会社
[フリーコール]0120-310-137(9:00~18:00 土・日・祝を除く)
イズ・ロイエ 展示場
住友林業 国産ナラの家
木のもつあたたかみが魅力国産ナラの床材
日本の森林を育み、木材と共に歩んできた住友林業がつくる「国産ナラの家」は、希少な国産ナラの無垢材を床に使い、ナラ材が醸し出すあたたかく心安らぐ空気に満ちた住まい。床材の厚さは18ミリ。足裏にやさしい木肌に加え、夏には清涼感を、冬にはあたたかみが感じられて快適だ。
庭に向かって大きく開いた窓からあたたかな日差しが注ぎ込み、開放的な印象を与える吹き抜けの空間は、ダイニングと2階の共用スペースが緩やかにつながり、住まいに軽やかな変化をもたらしている。
このような自由な設計を生み出すのが、住友林業独自のBF(ビッグフレーム)構法。これは高層ビルなどにも使われるラーメン構造を、日本で初めて木造住宅で実現した木質梁勝ちラーメン構造。560ミリもの幅があるビッグコラム(大断面集成柱)を主要構造材とし、基礎や柱、梁などの接合部にはメタルタッチ接合を採用して、強固な構造を造り出す。これが驚くほど大きな空間や開口部を可能にする。
開放的な空間をより美しく見せる国産ナラの家。その魅力をぜひ住宅展示場で実感してほしい。
●お問い合わせ先/住友林業株式会社
[フリーコール]0120-21-7555
http://sfc.jp/ie/