難関大学を卒業すれば人生は安泰なのか?

「十年一昔」と言われてきたが、世の中の移り変わりの早さは、もはやそんな悠長なペースではない。テクノロジーの発達は人々のライフスタイルを変え、新しい常識を次々に生み出している。たとえばSNSの登場によって、誰もがスマートフォンを使い気軽に情報発信を行える時代となった。人々の目を引く情報は世界中でシェアされ、さらに拡散されていく。個人の発した情報が社会に大きなインパクトをもたらすこともあり、既存のマスメディアは変化を余儀なくされている。ご存じの通り、これはわずか数年での出来事だ。

こうしたパラダイムシフトは、今後もあらゆるステージで続いていく。人工知能の導入によって、いまある多くの職業がロボットの手にゆだねられるようになれば、ビジネスの常識も大きく様変わりすると予測される。これまでのやり方だけに固執していたら、たちまち時代に取り残されてしまう。そうした危機感を持ち、仕事に取り組むビジネスパーソンも多いのではないだろうか。

ところが、そんな時代の変化に敏感な人ですら「常識」を更新できていない分野がある。それは「子供の学びにかかわる常識」だ。

写真:den-sen/PIXTA

子育て世代の親は、誰しもわが子の幸せを願っている。よい大学に進学し、よい会社に就職してほしい。そうした思いが高まり、子供に対してたとえばこんな助言をしてはいないだろうか。「とにかく偏差値の高い学校を選ぶべきだ」、「文系よりも理系の方が就職に有利である」、「聞いたことのない学部や学科はやめておけ」……。

いずれも自身の体験を踏まえた助言なのだろう。けれど、それでは親世代にとっての常識を押しつけているに過ぎない。せっかく子供の中に芽生えた学びの意欲を、こうしたひと言であっさりとへし折ってしまう可能性もある。あるいは、志望校合格をゴールとして意識するあまり、入学した途端に目標を見失ってしまうケースも少なくない。そんな事態だけは避けるべきだ。

受験勉強で知識を詰め込み、難関大学を卒業し、安定した職業に就けば人生は安泰だと、かつては信じられてきた。ところが時代は変わり、これまでの常識が通用しなくなってきているのだ。

子供たちは、親世代が生きてきた時代よりも、さらに変化の激しい時代を生きていかねばならない。しかも、グローバル化・情報化が進む一方で、未解決の課題も多い。そのような社会において求められるのは「他者と協働して、未来をつくる力」だ。自ら課題を発見し、物事を論理的に考えながら、たくさんの人と協力して問題解決を成し遂げていく。その力を身につけられるようにサポートしてやることが、今、求められる親の役割ではないだろうか。

子供たちに、古い価値観や常識を押しつけてはならない。横並びの比較の中、上位であり続けることを目指すのではなく、子供本人が挑戦したいと思える対象を見つけ出し、自らの意思でつかみとらせる教育へと、方針の転換を図る必要がある。

では、親世代の常識が通用しない時代を生きる子供たちにとって、最適な学びのスタイルとはどういうものだろうか?

子供の挑戦意欲を育むオンライン講座

本来、学ぶことは楽しいことであるはずだ。わからなかったことが、わかるようになる。その喜びから、さらに先を知りたくなる。すると、答えを知ること以上に、答えを出すまでに行う試行錯誤の過程の中に、おもしろさを感じるようになる。そうした経験を積み重ねた人は、解決困難な課題にぶつかってもあきらめず、深く考えて課題に立ち向かう姿勢を持ち、やがて「他者と協働して、未来をつくる力」を身につけていくのだ。考えること、学ぶことをおもしろいと感じる姿勢こそが、変化する時代においても人を成長させ続けるのである。

しかしながら、学年で子供たちを区切り、集団ごとに決められたカリキュラムをあてがう教育では、大人の設定した枠を超えて挑戦意欲を持つ子供が育ちにくい。子供一人ひとりに合った学習課題を設定し、意欲を最大限に引き出すことができないか。この難題を解決すべく誕生した学習ツールがある。Z会が、長年の指導実績と最新テクノロジーの融合により実現した、オンラインによる学びのスタイル「Z会Asteria」だ。内容理解、問題演習、添削指導といったすべての学習サイクルがタブレット(iPad)で完結する、画期的な講座である。

Z会は創立以来、受験生が本物の学力を身につけることを目指してきた。合格だけを目指した学びではなく、その先の未来を生きていくための学びだ。2017年春からスタートする新サービス「Z会Asteria」は、まさに未来を見据えた学びの場を実現している。以下に、具体的な特長を挙げてみよう。

特長1 「自分に合った学び」を実現するアダプティブ学習

「Asteria」の「英語4技能講座」「数学新系統講座」には、「アダプティブ(適応)学習」という新しい教育テクノロジーを採用している。これは、問題を1問解くごとに、解答の正誤、学習履歴、習熟度などを総合的に判断して、子供が次に学ぶのに最適な問題をリアルタイムでレコメンドしていく仕組みだ。

既存のカリキュラムに合わせる必要はなく、理解が不十分な場合は復習にあたる内容へ、充分理解できたら新しい内容へと、常に最適なレベルで学ぶことができる。苦手教科なら弱点の補強、得意教科ならより難易度の高い内容への挑戦など、目的に応じて「自分に合った学び方」が可能だ。

特長2 挑戦意欲を引き出す「無学年制」を採用

自分に合った学び方を可能にする、自由度の高いアダプティブ学習を存分に実感できるよう、「Asteria」の各講座では「無学年制」を採用している。しかも、受講料金は月額定額制をとっており、受講開始と同時にすべての教材を利用できる。つまり、意欲さえあれば中学生のうちに、高校の学習範囲を学ぶことも可能だ。

特長3 受験を超えて「社会で役立つ」ことを重視した講座体系

「Asteria」の「英語4技能講座」は、聴く、読む、話す、書くという4技能を総合的に伸ばすことが目的だ。日本の英語教育は文法理解や訳読が中心で、中高6年間を費やすにもかかわらず、国際的協働が求められる時代に即したコミュニケーション能力の育成という点で課題が大きい。その点、この講座は「飲食店で注文する」「伝言メモを書く」など実生活で直面するシーンを題材としており、受験にとどまらず、留学や将来の仕事も見据えた英語力をつけたい人などにはとくに適している。「書く」課題では個別添削指導が、「話す」課題では外国人講師とのマンツーマンのレッスンが、いずれもオンラインで受講できる点も特筆すべきポイントだ。

「数学新系統講座」は、代数、解析、幾何に加え、ビッグデータの活用など実社会での重要度が高まる「統計」を加えた4領域を柱に、問題解決につながる柔軟な思考力や知識のつながりを獲得するための講座だ。分野を横断する問題や現実社会に数学を活用する問題も出題されることで、学習内容の先を意識して学ぶことができる。数学を通して、実社会に役立つ思考力・実践力を身につけたい人におすすめだ。

やりたいことを見つけて、自分の足で歩いて行ってほしい。将来、身につけた力を社会に役立ててほしい。わが子に、受験を超えた先の人生で輝き続けてほしいと願うなら、「Asteria」を薦めてみてはいかがだろう。古い常識を一方的に突きつけるよりも、はるかに子供の未来を見据えた提案となるのではないだろうか。

>>「Asteria」の詳細はこちら