そしてもう一つ、時代を反映した案件として最近顕著なのが、老人ホームなどの高齢者向け施設だという。
「土地を有効活用しながら、社会にも貢献したい。そうした思いから、個人のお客様も含め高齢者向け施設の建設を希望される方が増えています。そこで当社では、単に建物を建てるだけでなく、施設の運営会社とのマッチングやコンサルティングサービスを提供。長期借り上げによる土地活用などもご提案しながら、スムーズな事業化と安定収入の確保のお手伝いをしています」
約40%のリピート率がオーナー満足の証し
建物というハードだけではなく、周辺サポートなどのソフト面にも注力する。これは、大成ユーレックのもともとの事業スタイルだ。
例えば竣工後のメンテナンスについては、1年目、2年目、5年目、および以後10年ごとに建物点検を実施。状態によって、修繕やリノベーションの提案を行っている。そして、賃貸経営において重要な管理業務。ここでも独自の「U─パートナー管理システム」を整備し、厳選した管理会社の中から最適な事業者を紹介している。地域や物件の種類によって、求められる管理業務の内容には違いがあるためである。
また遡って、物件の企画や設計段階においても、大成ユーレックの取り組みは特徴的だ。契約前の初期段階の打ち合わせから自社の設計士を同席させ、顧客が希望する物件のイメージを最大限くみ取るよう努めているのである。
「例えば『広くて開放的な間取りに』というオーナー様のリクエストがあったとして、具体的にお応えするにはやはり専門の知識が必要。敷地の面積や特性を踏まえた提案でなければ、意味がありません。繰り返しになりますが、当社が最も重視しているのは、市場やお客様のニーズを正確に掴むという基本。それこそが、長期におよぶ賃貸経営を支援するにあたって不可欠なものだと考えています」と小林社長は言う。
実際、同社の顧客のリピート率は約40%と非常に高い。建物そのものの品質の高さに加え、企画力、入居者満足度の高さ、充実のアフターフォローなど、まさに総合的なサポートが支持されている証しだろう。
所有する土地を生かし、そこに新たな価値を創造する──。もしあなたが、土地活用による将来への備えを真剣に考えているのであれば、“大成ユーレックのPC工法”を一度検討してみる必要がありそうだ。