子供のIQを高めるには家庭内でどんな会話をするといいか。知育メソッド協会代表理事の高橋和弘さんは「親子で日常の何気ないシーンを『実況中継ごっこ』に変えてみると、家族を爆笑の渦に巻き込みながらも、IQを高める近道となる。子どもが年齢と不釣り合いな難しい言葉を大真面目に言い出したら、それは成功のサインである」という――。

※本稿は、高橋和弘『10歳までにIQを最大化する知育メソッド』(大和出版)の一部を再編集したものです。

働くお母さんとラップトップコンピュータ、娘
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子供の学力を左右する「親子の会話」

本稿では、「IQを伸ばす会話術」について解説していきます。

最初に言っておきたいのが、そもそも読み書きや計算の力は、机に向かってドリルを解く時間だけで育つものではないということです。

じつは、家庭内での何気ない「親子の会話」こそが、子どもの脳を劇的に刺激し、学習能力を飛躍させる最強の環境となるのです。

いかに日常の中に「知的な一歩」を導く言葉を組み込めるか?

この小さな積み重ねが、将来の学力を左右すると言っても過言ではありません。

鍵を握るのは、単なる事務的なやりとりで終わらせず、子どもの思考を一歩先へ促す「問いかけ」の工夫です。

では、具体的に日常のシーンを比較してみましょう。

子「あ! 赤いお花、きれいだね」
親「そうだね、きれいだね。さあ、どんどん歩くよ」

もちろん共感はしていますが、会話はここで途切れてしまいます。

これでは、せっかくの語彙を広げるチャンスを逃しているのも同然。

それでは、次のパターンならどうでしょうか?

子「あ! 赤いお花、きれいだね」
親「本当だ、鮮やかな赤色だね。この花びらの形、何かに似てない?」
子「うーん、金魚のヒレみたい!」
親「おもしろい表現だね! 触ってみるとどんな感じ?」

このように「形容詞」や「比喩」を意識させるだけで、子どもの語彙力と観察力は飛躍的に向上します。