親は励まし続けることが大事
たとえ第一志望が雲の上にあっても、親は不合格をイメージさせるような言葉は封印し、合格を予感させるような言葉を選んでほしい。「そんな勉強では合格できないわよ」と、できていないことを指摘するのではなく、「これさえ押さえておけば、合格も夢じゃないかもよ」と、本当に伝えたいことだけに絞って、あとは何の根拠がなくても合格を予感させるような言葉を渡す。
そして、今すでにあきらめモードになっている子供には、「大丈夫! 今からが本番だよ」と明るく励まそう。今の時期はそれを言い続けることが大事だ。なぜなら、前向きな言葉を言い続けてあげないと、第一志望校だけでなく、第二、第三志望校の受験までネガティブな気持ちが引っ張られてしまい、本来受かるべき学校も不合格になってしまうことがあるからだ。
「最後の10日間」でも伸びる可能性はある
1月に入ると、関西地方を筆頭に、首都圏では埼玉、千葉入試がスタートする。東京・神奈川の受験生にとっては、本番前の「肩慣らし受験」になるが、ここでの受験校選びが非常に重要になる。理想は2校受けて、1勝1敗。もちろん、2勝できるに越したことはないが、子供によっては「あれ? もう2つも合格しちゃったよ。俺、案外楽勝だったり?」と気を大きくして、その後、手を抜いてしまう子がいるので要注意だ。
1勝1敗であれば、「合格」という安心を1つ手に入れつつ、受験にはやっぱり合否があるのだということを、身を以て知ることができる。そして、「このままでは第一志望校に合格できないかもしれない。もっと真剣に頑張らないと!」とお尻に火が付いたように頑張り出す子もいる。特にこれまで受験に対して、どこか他人事だった男子が変貌するケースは多い。
そういうモードに入ったとき、最も効果が期待できるのが、理科・社会の勉強だ。これまではただなんとなくテキストを眺めているだけだったのが、「これは絶対に覚えるぞ!」とものすごい集中力を発揮することが少なくない。また、算数はこの際、難問には手を出さず、定型的な基本問題を確実に解く練習をさせると、それだけで簡単に20点くらいはアップする。
つまり、1月の埼玉、千葉入試が終わった後の10日間ほどで大きく伸びる可能性は十分にあるということだ。実際に、それで合格した子供は何人もいる。


